...初めて安心立命の境地に立ち得るものといえる...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...第一番に住職の黒崎禅翁が安心立命を説いていった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...やがてその人の安心立命の助けともなる...
高浜虚子 「俳句への道」
...安心立命の境地を目して...
太宰治 「創作余談」
...ゆえに人類は期せずして生活上においてまずその安心立命の地位を得たり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼は安心立命を求むるの達人たるよりは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その癖この信仰の無い若い男が安心立命をしてゐると云ふことが...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...自分の感覚を通して這入つて来るものの中に安心立命してゐるのである...
中原中也 「草野心平詩集『母岩』」
...安心立命(あんしんりつめい)を得ようとする人々もあるであろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...終生の願いを安心立命しなければいけない...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...「安心立命ということは出来そうもありません...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...一身あたかも空虚なるがごとくにして安心立命の地位を失い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一 法典ノ実施ヲ延期スルハ各人ヲシテ安心立命ノ途ヲ失ハシムルモノナリ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...全く個人の主観に立って安心立命をも得ており...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...根本的には安心立命して居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今の人は自由とか自然とかいう間違った考えを抱いて覚悟だの範囲だのというとさも自由や自然を制限せられるように感じますが覚悟がなければ何人も決して安心立命の地を得られないものです...
村井弦斎 「食道楽」
...道徳律以外は奇蹟と安心立命の保証に充満している...
山本周五郎 「新潮記」
...仏道の安心立命(あんじんりゅうめい)に至る道に...
吉川英治 「親鸞」
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