...生若(なまわか)いものであると料簡の見留(みと)めもつきにくいが斎藤ならばもう安心なものだ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...引張ってみないと安心ならない...
海野十三 「江戸推理川柳抄」
...安心なりましぇん」「しかし...
海野十三 「ふしぎ国探検」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...母さんももう安心なものだけれど……」しみじみとした調子で言った...
田山花袋 「田舎教師」
...「死んで安心な様な...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...御安心なさい...
永井荷風 「監獄署の裏」
...たとえば、この山の中の冬ごもりでしょう、ここに集まっている者は、我々はじめ、いずれも、一かどのくせ者でしょう、御安心なさい、自分からくせ者という奴に、たいしたくせ者はありませんからね、それはそうとしても、いずれも寄り集まりの身性知(みじょうし)らずの人間共でしょう、その中で、たった一人の、紅一点たるお雪ちゃんに対して、野心を起さないものが無いとは誰も断言できないでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...御安心なさいませよ」「はい」「そうしてね...
中里介山 「大菩薩峠」
...御安心なさいますようにって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...安心なものだという気があるからでしょう...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...そこであなたの今までの供述に従えば御安心なさい...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...どんなに寒くなつても駒鳥は決して貴方の傍を離れませんから御安心なさい...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...ところが御安心なものさ...
吉川英治 「江戸三国志」
...御安心なされませ...
吉川英治 「私本太平記」
...「ここも安心ならず」と考え...
吉川英治 「私本太平記」
...ご安心なせえまし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どんなでございましょうか」「御安心なさいませ...
吉川英治 「日本名婦伝」
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