...まだ二日ばかりしないと変に声をふるわす声楽家はこないので少し安心できる...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...安心できる程度ではなかった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...往来はようやく安心できる状態となった...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...安心できるというものです...
太宰治 「春の盗賊」
...自分でしまい込む分には安心できるが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...それはあまり安心できる事柄ではなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十分安心できるくらいの遠い出口に彼を導き得るのであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わしは、この若者の前途を考えると、必ずや、わが党の勝利になると思うて、安心できる...
直木三十五 「南国太平記」
...私はこれで半分がた安心できるやうになつたが...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...これで安心できるはずです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...安心できるわけのものではなかろうじゃないか」「ではどうしてもおれを殺すというのか」「とんでもない...
久生十蘭 「ハムレット」
...「どこへ行けば安心できるんだね?」安芸子は顔をあげると...
久生十蘭 「雪間」
...あの男ならばチャーンとそいつをやりおうせてくれるだろうと安心できるから妙だ...
三好十郎 「樹氷」
...死後までも私の安心できることかと存じます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...君となら安心できるから...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...それだけでは安心できる兆侯ではないので...
山本周五郎 「おばな沢」
...安心できる人間なので...
吉川英治 「日本名婦伝」
...安心できるような老将には...
吉川英治 「源頼朝」
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