...あるいは後醍醐天皇の坐像の安定した美しさなど...
伊丹万作 「映画と民族性」
...安定した表情以上の表情と云ふやうなもの...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...安定した村落が形づくられ...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...それ故宗教を文化の独立な安定したジャンルと見ることは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...自分の将来も安定したような気持が致します...
中里介山 「大菩薩峠」
...安定した国の姿ではない...
中谷宇吉郎 「救国論」
...世のなかは安定した...
蜷川新 「天皇」
...死体の安定した状態から見ても...
久生十蘭 「悪の花束」
...ある観念の強い安定した概念に過ぎず...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...実入りのいい安定した仕事だったのに」コニーは軽く言ったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...安定した供給を得る困難は非常に増大しなければならぬ...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また変動する高い価格から安定した低い価格への変化と...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...したがって生活が安定したのは云うまでもない...
柳宗悦 「工藝の道」
...それなりにひどく大人っぽく安定した感じにしていた...
山川方夫 「愛のごとく」
...一つの固定し安定した不変の(と彼女らは信じている)平面にどっしりと腰を据えていることを確信していて...
山川方夫 「愛のごとく」
...節子は静かな安定した気持でそう思っていた...
山本周五郎 「おばな沢」
...私はそのように安定した...
山本周五郎 「橋の下」
...なんのわずらいも心配もない安定した気持とを感ずるのであった...
山本周五郎 「柳橋物語」
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