...小鍋立(こなべだて)というと洒落に見えるが、何、無精たらしい雇婆(やといばあ)さんの突掛(つッか)けの膳で、安ものの中皿に、葱(ねぎ)と菎蒻(こんにゃく)ばかりが、堆(うずたか)く、狩野派末法の山水を見せると、傍(かたわら)に竹の皮の突張(つッぱ)った、牛の並肉の朱(あか)く溢出(はみで)た処は、未来派尖鋭の動物を思わせる...
泉鏡花 「薄紅梅」
...分銅(ふんどう)のついた安ものの小さな掛け時計が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...部屋をぐるぐる見まわしているうちに、とうとう僕の眼は、暖炉前飾(マントルピース)の真ん中辺のすぐ下のところにある真鍮(しんちゅう)の小さなツマミから、よごれた青いリボンでぶら下げてある、安ものの、見かけばかりのボール紙製の名刺差しにとまった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...安ものの薄手のへなへなな品でなくば売れはしない...
柳宗悦 「思い出す職人」
...当時支那から輸入せられた安ものの貿易品に過ぎない...
柳宗悦 「工藝の道」
...当時荒物屋で鬻(ひさ)いだ一番安ものの皿である...
柳宗悦 「工藝の道」
...安ものに押されてよい品を注文する者がなくなってくるからである...
柳宗悦 「全羅紀行」
...鍾路の夜店も大方は日本の安ものばかりを売る...
柳宗悦 「全羅紀行」
...もっとも安ものが多いとされていますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...仮令(たとえ)安ものでも二戸郡のものは見直さるべきだと思います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...しかし安ものが多く...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...山中の漆器は余りにも安ものを心掛けた傾きがあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それ故安ものであって...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...安ものを意味しています...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...あまり普通であり安ものであったから...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...それも安ものを作るのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...かえって安ものであるお蔭(かげ)で...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それで見るべきものはむしろ在来の安ものの椀や「ひあげ」や木皿等である...
柳宗悦 「陸中雑記」
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