...小鍋立(こなべだて)というと洒落に見えるが、何、無精たらしい雇婆(やといばあ)さんの突掛(つッか)けの膳で、安ものの中皿に、葱(ねぎ)と菎蒻(こんにゃく)ばかりが、堆(うずたか)く、狩野派末法の山水を見せると、傍(かたわら)に竹の皮の突張(つッぱ)った、牛の並肉の朱(あか)く溢出(はみで)た処は、未来派尖鋭の動物を思わせる...
泉鏡花 「薄紅梅」
...客観的情勢によつて現われたり消えたりする安ものの余裕とは話が違うのである...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...「安ものだけれど...
徳田秋声 「爛」
...安ものの固くなつた口紅(くちべに)や...
林芙美子 「浮雲」
...カフエー時代に、私に安ものの、ヴァニティケースをくれた男があったけれど、あの男にでも金をかりようかしらと思う...
林芙美子 「新版 放浪記」
...安ものを作ったりする事は...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...ごく当り前の安ものの性質を示し...
柳宗悦 「京都の朝市」
...安ものばかりであるのは言うを俣(ま)たない...
柳宗悦 「京都の朝市」
...安ものに押されてよい品を注文する者がなくなってくるからである...
柳宗悦 「全羅紀行」
...しかし安ものが多く...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...手早さは安ものに特に要求されることでありますが...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...安ものを意味しています...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...あの名器がたくさんにできた安ものであったことを忘れてしまったのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...言い換えれば今日の安ものは常に最高の価なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...現に店頭に並ぶあらゆる安ものもこの部類に入るわけです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...安ものである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...かえって安ものであるお蔭(かげ)で...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それで見るべきものはむしろ在来の安ものの椀や「ひあげ」や木皿等である...
柳宗悦 「陸中雑記」
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