...安いもんだ」「そうか...
梅崎春生 「幻化」
...したがつて酒は安い...
種田山頭火 「行乞記」
...これは安いねえ」「安いんだねえ」と繰り返しながらしきりに感心している...
寺田寅彦 「試験管」
...ざらにある安い職業的料理書を見て...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...と云うよりもドイツのマルクが安い頃だったから...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...多分之は原稿料や印税が安いからだろう...
戸坂潤 「読書法」
...彼に打ちあけた気安い風格を与えていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...原稿料が高いとか安いとかいうこともあったろうし...
中里介山 「生前身後の事」
...この打紐(うちひも)も根付(ねつけ)も安いものじゃありませんねえ」「あんまり結構な品ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...滅相に安いので遂泊る氣になつて覗いて見ると涼し相な一間がある...
長塚節 「須磨明石」
...三千兩でも安いよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうしても使はねえ」「――」「お安い御用だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...量も、たっぷりで、昔流の味だが、うまくて、安い...
古川緑波 「八の字づくし」
...すぐにやってきた心安い笑顔は初老のご婦人そのものだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...だがその美しさはかつて安いものであったからだ...
柳宗悦 「工藝の道」
...実際に安いのではないのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...診察料が安いので知られていたのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...入場料が安いのと三拍子揃っている上に...
夢野久作 「暗黒公使」
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