...安子との話にきっと永田も仲間入りするだろうと思うとまたいやになってきて...
伊藤野枝 「わがまま」
...格子の向うに居る人間ならば安心と考へるのは人情であらう...
高田保 「貸家を探す話」
...王給諌はそこで宰相と王侍御とが何かもくろんでいると思ったので不安になり...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...茄子も胡瓜もトマトも植ゑつけるほどの安静を持たなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...われわれは安心して現在の日本の天然の環境がそのままにわれわれ祖先の時代のそれを示していると仮定してもはなはだしい誤謬(ごびゅう)に陥る心配はないであろうと思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...余った汚水は極めて安価にあるいは無償で農村に配布すべきでしょう...
豊島与志雄 「秦の出発」
...お安い御用で」「あんな野郎だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もとは安房の海賊の流れで...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...だからいま安全です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...何より不満でもあり不安でもあった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...安心はできないんだよ...
三好十郎 「その人を知らず」
...その二百八十八わたくしは安政乙卯の歳の地震を叙して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...やや引続いて安住の地を供与せられ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...こんな不安の原因は...
横光利一 「旅愁」
...奉天駅から放射状に浪華平安の二大街を貫通し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...こんな山居に安んじてゐるのに...
吉川英治 「折々の記」
...そう安ッぽく拙者を見縊(みくび)るな...
吉川英治 「剣難女難」
...何かで埋め合わせつけねばならぬ」他から慰められて安んじ得る家康ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
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