...世界から貴女を守護する...
泉鏡花 「海神別荘」
...膚(はだ)を守護する位が備わり...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...彼の盗みためた宝を守護する鬼となったのです」「小説ではあるまいし...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...』私はじぶんが単なる即席の思いつきでこの個人的な会話を切り出したのではないという立場を守護するために...
谷譲次 「踊る地平線」
...そこでそれを守護する者もそれより早く行つている必要はなかつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...守護する――」「今迄でも...
直木三十五 「南国太平記」
...われは華厳経を守護する処の竜神である...
中里介山 「法然行伝」
...せめて他所(よそ)ながら守護するつもりだったと解り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...守護する役などに用いられたりして...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...頭骨有りて其腦髓を圍み守護するなれども...
福澤諭吉 「養生の心得」
...即(すなは)ち君自身を守護することである……」易者さんは英文と日本文とでそのやうに書いた紙を柵にはりつけて米兵の注目をひいてゐた...
宮地嘉六 「老残」
...后を守護する勤(つとめ)を忘れさせ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...よき作を守護するものは...
柳宗悦 「工藝の道」
...私たちは工藝の美を守護するために...
柳宗悦 「工藝の道」
...なぜならこれらのことこそは国民性を守護する大切な基礎になるからです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それぞれ聖地を守護する精神があって...
横光利一 「欧洲紀行」
...帝室の玉璽(ぎょくじ)や宝器を守護する役名である...
吉川英治 「三国志」
...機関銃の音が静寂を破って響き渡るたびに人々は黙々として家屋の囲壁(いへき)のなかに自己を守護するのであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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