...厳格に時間を守るように...
海野十三 「火星探険」
...そして、この芝兼さんは攻める方でなく、守る方であつた...
関根金次郎 「手数将棋」
...然れども衆人呼べる彼の名は*アスチュアナクス――其父はひとりイリオン守るため)...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...はたまた塹濠と其上高き壘壁はアカイア勢を末長く守るに耐へず――壘壁は高くも立ちて其めぐり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...女を守る駕籠に引添うて河原の宿...
中里介山 「大菩薩峠」
...秋の菓物杉深き溪を出で行けば草山の羊齒の黄葉に晴れ渡る空鹽谷のや馬飼ふ山の草山ゆ那須野の霧に日のあたる見ゆ(下野鹽原の奥)山梨の市の瀬村は灯ともさず榾火がもとに夜の業すも(多摩川水源地)瓜畑に夜を守るともし風さやり桐の葉とりて包むともし灯黄葉して日に/\散ればなり垂れし庭の梨の木枝の淋しも二荒山いまだ明けねば關本の圃なる梨は露ながらとる羇旅雜咏八月十八日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...自分の思想を守るのに...
長谷川時雨 「遠藤(岩野)清子」
...私達を守る為に、神があの素晴らしい男を使わされました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...実にも奇異なるけしきを見守るばかりであつた...
牧野信一 「夜見の巻」
...ベルギー政府とプロシヤ政府連合の追放政策から自身を守るためにプロシヤの国籍から離脱した...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...また堺を守る神を拝んだようであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...そうして双方が正直で信を守ることは...
柳田国男 「山の人生」
...作物や人を守るためだから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ところの者が命を賭(か)けて守るのだと」「どうしてお笑いなさる」「この家をごらん」手でぐるっとさし示しながら...
山本周五郎 「山彦乙女」
...負けろといわれても負けられはいたしません」「が、守るに専念で、まだいちども攻勢に出ておらんな」「敵の疲れを待っています」「したが、敵にも刻々援軍があろう...
吉川英治 「私本太平記」
...信仰の自由を守るために北アメリカに移って行くピューリタンたちがもうそろそろ動き出しそうになっていた頃である...
和辻哲郎 「鎖国」
...かくてたとえば「祓(はら)い」というごとき儀礼が彼らを守る魔力を持つと信ぜられた...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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