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饗庭篁村 「木曾道中記」
...それは万有を見守る「彼」であるか...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...若しくはこの約束を守ることを誰れでも代つて引き受けて呉れる者があらば...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そして十年後二十年後の長い約束を必ず忘れずに守るのも植物だ...
竹久夢二 「砂がき」
...政府から強て無罪なる人民に法律を守ることの出來ない樣な事を仕向けて居るのでございます...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...またこれ慎しんで祖法を守るのみ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...伯は沈黙を守る能はざる人にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...マグダラのマリアと園を守る人との邂逅(かいこう)のところだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...五分心(ごぶじん)を蒲鉾形(かまぼこなり)に点(とも)る火屋(ほや)のなかは、壺(つぼ)に充(みつ)る油を、物言わず吸い上げて、穏かな(ほのお)の舌が、暮れたばかりの春を、動かず守る...
夏目漱石 「虞美人草」
...話をつづけたいというよりは礼儀を守るためのように静かに言った...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...どんなに御亭主の云いつけは守るべきか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今も昔の店を守るものがあって...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...條約及び國際法規はこれを誠實に守るべきことを規定した(九八)...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...その手は今でもこの家を守るために暗の中に動いているのでございます...
夢野久作 「暗黒公使」
...いかに守るにはよいが...
吉川英治 「三国志」
...弟子たちとこうして静かな草庵の陽(ひ)を守ることもきょうまでなかったといってよい...
吉川英治 「親鸞」
...退いて鎮台を守るとなってはすでに遅い...
吉川英治 「日本名婦伝」
...足利氏の圧迫に対してただひとり皇室を守る楠公の情熱を自分の情熱としたのであった...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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