...さうしてまた屡起きては我が兒の顏を見守るのであつた...
伊藤左千夫 「奈々子」
...旧を守るの性あるものなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...打守るのであつた...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...人が自分の生命に賭けても Honour を守るような場合であったらこれはただではすみそうもない...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...壘壁の中通り過ぎメネスチュウスの守る塔...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...冷やかにじっと見守るようになる...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...そしてその孤独を守るために...
豊島与志雄 「絶縁体」
...それは共犯者らの前にも秘密を守る巧妙な男の用心であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なぜうまくいっているのであろうか? ――人の守るべき最大のおきてについてイエズスは...
永井隆 「この子を残して」
...店を守るのは例の卒塔婆小町(そとばこまち)に似た一人の婆さんであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は小林に対して克明に律義(りちぎ)を守る細心の程度を示したくなかった...
夏目漱石 「明暗」
...國を守る兵の一人となつてくれた...
長谷川時雨 「四人の兵隊」
...父親が心配そうに見守るうちに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...それぞれ守る所の徳義なかるべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...「俺は自分を守るために奴を殺した」老人は声に出して言った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...天に上らんに九関を守る神虎豹あって上らんとする人を害す...
南方熊楠 「十二支考」
...そのことで父の利益を守ることであったろう...
宮本百合子 「新しい船出」
...「この小城では守るに足らん...
吉川英治 「三国志」
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