...「なんで?」Kはけげんそうにスケッチ帳から目を上げて君の顔をしげしげと見守る...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...彼女はそれでも真向(まっこう)にフランシスを見守る事をやめなかった...
有島武郎 「クララの出家」
...「相傳(あひつたふ)聖徳太子始めて市を立しめ給ふ時蛭兒尊は商賣を守るを以てこれを祭らしむと云...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...定められたる摂生法を守るほかは...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼自身何を云おうと守るべきものはソヴェートではなくなってジードの思想自身になっていることを告げているのだ...
戸坂潤 「読書法」
...夫の死後故郷に帰って余儀ない事情からこの湖畔の茶店を守る身とまでなった当時のことから...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...渡場を守るところの船頭共がこうも言ってさわいでいることに間違いはないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...時間を守るというようなことも...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...併し深く身を愛する事は霊を大切に守る事である...
長與善郎 「青銅の基督」
...今日の憲法を守ることによつて...
蜷川新 「天皇」
...陛下とこの国を守るために...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...今宵限り關はなくなつて魂一つが彼の子の身を守るのと思ひますれば良人のつらく當る位百年も辛棒出來さうな事...
樋口一葉 「十三夜」
...仮令(たとい)命(いのち)を失ふとも心を金石のごとくに堅くして義を守るべし...
福沢諭吉 「女大学評論」
...向側から私の様子をじっと見守るようにしていた判事さんが...
水野葉舟 「帰途」
...國を守るために、どうしても戰わなくてはならなくなつたら、戰つた人です...
三好十郎 「肌の匂い」
...越後柏崎の城を守る...
森鴎外 「大塩平八郎」
...豊かな質は自然が守るのである...
柳宗悦 「雑器の美」
...たえず守るように...
吉川英治 「大岡越前」
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