...汝が浄きを高きを天路の栄(はえ)と云ひし霊をぞ守りて...
石川啄木 「詩」
...室内に入ると扉の陰に立って入口を守り...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
... 530アイトーロイは美はしきカリュドーンの都市守り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ウィリイを守り給え」囁(ささや)く彼女の膝(ひざ)の上では...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...迫害を避け静かに信仰を守り通すために移り住んだ潜伏キリシタンの一族で...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...武術の方の守り神様でございますからなあ」若い船頭は...
中里介山 「大菩薩峠」
...作家たちは諷刺的短篇や論文でソヴェトの守りのために動員された...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...いずれも断食と祭祀とを堅く守り僧に対して貢ぎを忘れない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...伊兵衛はこの言葉を守り本尊のようにしていた...
山本周五郎 「雨あがる」
...使い走りも子守りも...
山本周五郎 「初蕾」
...その約束ひとつを守り本尊にして稼(かせ)いだって」おせんは耳を塞(ふさ)ぎたいように思った...
山本周五郎 「柳橋物語」
...息も吐(つ)きあへず見守り居る体(てい)なり...
夢野久作 「白くれない」
...そんなに眼の色を変えないでも教えてやるよ」「どうぞ……誰ですか……僕は……」「まあ待て……それを解らせる前に一ツ約束しておかなくちゃならん事がある」「……ど……どんな約束でも守ります」正木博士の顔から微笑が消え失せた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...当麻(とうま)五郎のだんびらを守り構(がま)えの青眼に...
吉川英治 「江戸三国志」
...ただ部署について、守りを固うし、一歩も陣外へ出てはならん」と、再度の布令を出した...
吉川英治 「三国志」
...自分の代りに荊州の境の守りに抜擢(ばってき)したほどの者とすれば...
吉川英治 「三国志」
...お城の守りでするがよいと...
吉川英治 「新書太閤記」
...泊(はく)の守りはかたく...
吉川英治 「新・水滸伝」
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