...お守りをしているようなふりをしてソッとここまで抜けて来たのですわ...
海野十三 「地球盗難」
...冷然と父の顔を見守り無言)(伝兵衛) 小さい時から我儘で仕様がなかったけれども...
太宰治 「冬の花火」
...亮助は直吉の様子を見守り...
豊島与志雄 「土地に還る」
...その守り袋を開いて見ると臍(へそ)の緒(お)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...一千と八年目になりますさかい」芽生えから自分が守り育てでもして来たような返事をするから...
中里介山 「大菩薩峠」
...倅の勘太郎はお守りと迷子札を入れた巾着を持っておりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「有難そうなお守りかなんかじゃありませんか」八五郎は長いあごで覗くように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主體が實在者として飽くまでも隱れたる中心を守り自己を他者の所有に委ねるを拒むとは異なつて...
波多野精一 「時と永遠」
...術もなし法もなし正直は我身の守り...
樋口一葉 「大つごもり」
...一晩中あなたをお守りする...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...実家の思惑について依頼された守りに関しては...
牧野信一 「女優」
...それこそ私たち自身の社会的な努力によってその構造を辛くも守りたてて来ているからではないだろうか...
宮本百合子 「合図の旗」
...一人を守りつづけるつもりでございます...
室生犀星 「花桐」
...(b)その良心を不徳から守ろうと思わない女もその名だけは守りなさい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沖縄の織物を守り育てているのであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...よろしくこの所を守り給え...
吉川英治 「三国志」
...このたび街亭の守りは...
吉川英治 「三国志」
...お守りください」弟たちのすすめに従って...
吉川英治 「平の将門」
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