...第四回昨日(きのう)は富家(ふうか)の門を守りて...
巌谷小波 「こがね丸」
...冷然と父の顔を見守り無言)(伝兵衛) 小さい時から我儘で仕様がなかったけれども...
太宰治 「冬の花火」
...この本能を守り立てればアルピニストになれる...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...神にも似たる英雄兒――アキルリュウスの美はしき額と頭守りにき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もし一般的に自由主義なるものを何でもいい守り立てる必要があるとすれば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...互いに秘密を守り合い...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これは魔術にたいする反対のお守りである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...この守り袋の出よう一つで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...身に代へて守り通しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...互いにこれを守りて厘毛の差を争い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一晩君の身体を守り通したのだ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...もうしばらく守りしてゐてやらう――と私は要もないのに...
牧野信一 「二日間のこと」
...妻が貞操を守り居たりしことは小生の確信する所に有之...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...なおしばらくの間は定(き)まった服装を守り続けていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その約束ひとつを守り本尊にして稼(かせ)いだって」おせんは耳を塞(ふさ)ぎたいように思った...
山本周五郎 「柳橋物語」
...寄らばと強く身を守りました...
吉川英治 「江戸三国志」
...安定の守りに劉(りゅうえん)を派して...
吉川英治 「三国志」
...疫病除(やくびょうよ)けの守り札をもらって家に貼っておいた者は...
吉川英治 「新書太閤記」
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