...五 〔為政者の手腕と国民の覚醒〕およそ一国の政治を革新して国威を宇内(うだい)に発揚するには...
大隈重信 「選挙人に与う」
...しかしてことにかの宇内(うだい)の舞台においてもっとも豪胆活溌なる演劇者の中心たる欧州諸国を見よ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...二氏のごときは実に宇内(うだい)の大恩人にして無冠の皇帝といわざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...いずくんぞ宇内(うだい)の形勢を洞察して武備主義を一変して生産主義となし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...濤舞うの今日において宇内の大勢に抗せんとする...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...獄中になお上書して宇内(うだい)の沿革を論じ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...宜(よろ)しく吾が宇内(うだい)に尊き所以(ゆえん)を知るべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ロシヤ船に乘りこんで宇内の知識をきはめんとて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...マタ宇内ノ絶観ナリ...
永井荷風 「向嶋」
...特に『宇内(うだい)混同秘策』なる論説の如きは...
中里介山 「大菩薩峠」
...門番は宇内(うない)という老人夫婦...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...門番は宇内(うない)といふ老人夫婦...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もっと大きく働いた宇内があったのではなかったか...
柳田国男 「故郷七十年」
...方今宇内の列國爭ふて海軍海事の發達に汲々たるは何ぞや...
吉井幸藏 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...応仁以後、宇内の暗黒は、各地に割拠(かっきょ)する豪族たちから、遅々(ちち)、自覚されて、東海に徳川、織田の起(た)つあり、西海に、毛利、大内の起るあり、甲山に信玄、ここに謙信、相模に北条、そして駿遠の堺に、今川氏の一朝に瓦滅(がめつ)するなどあって、今や日本のうごきは、急潮に変り、急激に大革新を示そうとしている...
吉川英治 「上杉謙信」
...いま宇内(うだい)二分して...
吉川英治 「三国志」
...おそらくその壮大は宇内(うだい)第一かもしれません」「その二城のみですか」「自分の知る限りでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...宇内(うだい)のことが...
吉川英治 「新書太閤記」
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