...「腐孩子(くされにが)!乳首(たたら)食いちぎるに」妻は慳貪(けんどん)にこういって...
有島武郎 「カインの末裔」
...小孩が二十年前に死んだ温泉の再噴出を知らせる...
李箱 「熱河略図 No.2」
...生児のなお嬰孩(えいがい)にして口も利けぬ時にも能(よ)く眼に察し...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...孩提(がいてい)の小供に添乳しまた小用をさする...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...」「居ましねえだよ、孩児(がき)は...
薄田泣菫 「茶話」
...「要不要小孩子(ヨウブヨウシャオハイズ)」と言って通って行った...
高見順 「いやな感じ」
...「『また孩子(おさなご)を取りて...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...頭に金の冠を着た子供の天使が二人出て来て基督孩児(クリストキンド)の両側に立つ...
寺田寅彦 「先生への通信」
...そういう新しい人間としてはわれわれはまだほんの孩児(がいじ)のようなものである...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...「ドーモまだ孩児(こども)で……」と主婦が云った...
寺田寅彦 「雪ちゃん」
...まだ一向に孩児(ねんねえ)で...
二葉亭四迷 「平凡」
...出て来た孩児(ややこ)はこれこれの処に埋めなさい……とまで指図をしておいたが……それがソレ……その骨じゃ...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...多分この事はお前の両親も知っていたろうと思われる証拠には……ソレ……その孩児(ややこ)を埋めた土の上がわざっと薪(たきぎ)置場にしてあったじゃろう...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...年齢は六十でも稽古は孩児(あかご)じゃ」なぞと手厳しく弾付(はねつ)けられたという話が時折耳に這入った...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...孩児(ややこ)の着物も私が縫うてやるけに...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...手足を蠢(うごめ)かして藻掻(もが)いている孩児(あかんぼ)の幻影(まぼろし)を見た...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...かひがひしく真鍮のサモワアルに蒸汽の音をさせて湯を沸かし茶を注いでくれる寺の小孩(セウハイ)は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...小孩の汲んでくれる茶を喫み...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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