...当世の学者気質(かたぎ)で真理よりは金と女が大切だと見えて美くしい嬢様と嫁入支度に持参金を一度に握らうといふ下心なんだ...
内田魯庵 「犬物語」
...学者気質で、少し頑(かたく)なな旦那様には、お可哀そうに、どうしても、贔屓角力の純な気持というものが、おわかりになれなかったのでございましょう……...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...父は頑固一徹の学者気質で...
太宰治 「葉桜と魔笛」
...昔風の漢学者気質と...
中島敦 「斗南先生」
...ドイツ人が持ち前の学者気質で「報告文学」という名称を与えた...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...学者気質のほかに大坂町人の特質をも多分に持って...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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