...この学究的な会合の最中に...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...私は学究的肌合だと断定してよいと思う...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...それも彼の学究的素質のせいであると私は解釈している...
大下宇陀児 「乱歩分析」
...学究的にむつかしく考える人は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...学究的精神をもてるものに...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...どれ程学究的であっても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...極端に云えば文献学的水準(乃至学究的水準)の高さに過ぎなかったということが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...文化に於ける文献学的・学究的水準・と思想水準とは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...文献学的・学究的・技能的・技術的・水準が高まっても思想水準は高まらぬが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...学究的実力もあり文化的気品もあるに拘らず...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...学究的な社会理論家であるということが...
戸坂潤 「読書法」
...之は学究的俗悪さの代表者であるアカデミック・フールが想像も及ばない原理かも知れぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それが一方に於いて学究的であると同時に...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...――処で文献とは学究的・記録的・資料的・な資格を有った限りの文筆作品なのだから...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...落著いた学究的態度の方が...
中島敦 「斗南先生」
...それは「学究的に過ぎた」からではなく...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...これは学究的に孤独な兄に同情が強いためと誰にも肯(うな)ずかれた...
夏目漱石 「行人」
...この地方にはヤマト民族と種別を異にした移住民がゐるのではないか?」などゝ学究的な質問を放つた...
牧野信一 「南風譜」
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