...加藤という人はよほど学究的の性質があって...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...この学究的な会合の最中に...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...学究的にむつかしく考える人は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...これはむしろ学究的の詮索(せんさく)に過ぎて...
寺田寅彦 「伊吹山の句について」
...どれ程学究的であっても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ただこの反対が今日まで学究的な形の哲学としては...
戸坂潤 「生産を目標とする科学」
...極端に云えば文献学的水準(乃至学究的水準)の高さに過ぎなかったということが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ドイツの文献学的・学究的・水準は依然変らないにしても...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...こうした文献学的・学究的・水準を思想水準だと考え...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...つまり同じ大学でも文献学的(又学究的・技術的)水準を高めるのに直接関係のある自然科学(それから古典的研究)と...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...後者は学究的な形に於ける全くの文献学主義者であるに反して...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一つには彼が南欧地方を巡遊したと云う経験を持っていたと云うことにもよるであろうが彼の学究的態度なり...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...落著いた学究的態度の方が...
中島敦 「斗南先生」
...気象台はあまり学究的に過ぎるという議論が出ていたので...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...この「学究的に過ぎるから」という議論などが...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...これは学究的に孤独な兄に同情が強いためと誰にも肯(うな)ずかれた...
夏目漱石 「行人」
...藤山君は事務家にして学究的な所を兼ねた人である...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...純学究的な所説や信仰にだけ齧(かじ)りついてもいられまい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索