...まだ物心付かぬうちから東京に育つた――父が長いこと農商務省に技手(ぎしゆ)をしてゐたので――十五の春御茶水(おちやのみづ)の女学校に入るまで...
石川啄木 「鳥影」
...高等学校に入る積りで東京に出たが...
石川啄木 「葉書」
...「誰(だれ)か工手学校に入るんですか...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...わたしはN地に行ってK学校に入るつもりだ...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...画学校に入る話が決まったとき...
上村松園 「あのころ」
...例えば中学を出(い)でて高等商業学校に入るつもりであったのが入学試験に落第したために...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...Oさんはその翌日看護婦学校に入るといつて...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...その子弟を学校に入るる者も少なからず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...十歳前後の子を今の学校に入るるべからず...
福沢諭吉 「教育の事」
...畢竟(ひっきょう)子を学校に入るる者の内心を探りてその真実を丸出しにすれば...
福沢諭吉 「教育の事」
...上等の学校に入るべし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...しかし私は中学校に入る年になる前後から何か桜か桃か杏か李か...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...こうして小学校に入る前から始めた踊り...
三浦環 「お蝶夫人」
...私が音楽学校に入る前の年の明治三十二年に来朝し音楽学校の先生になったのです...
三浦環 「お蝶夫人」
...女学校に入る娘を博物館の勤めさきまでつれて行ってやって算術の稽古をしてやっている父鴎外の姿が...
宮本百合子 「鴎外・漱石・藤村など」
...私は高等学校に入ることは...
柳田国男 「故郷七十年」
...高等学校に入る準備をしている間に...
柳田国男 「故郷七十年」
...思い切って芝忠さんにお暇(いとま)を願って東京の音楽学校に入る決心を致しました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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