...巨人の打者が孤塁を守っている...
...一人で孤立した状況を「孤塁に立つ」と表現する...
...相手チームの守備陣をうまくかわして、孤塁打を打つ...
...試合終盤に追い上げるために、ランナーを孤塁に置く...
...緊迫した場面でランナーに代わって孤塁に立つピンチヒッターが登場する...
...彼も亦(また)単身孤塁(こるい)...
石川啄木 「閑天地」
...五十六高地の孤塁を守って...
江戸川乱歩 「影男」
...寄席文学の孤塁を守りいるものは...
正岡容 「寄席行燈」
...敗残の将が孤塁に拠るやうに...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万木(ばんぼく)の落葉や、秋風のさけびは、「笠置は陥ちた」「天皇も捕まったぞ」と、赤坂の孤塁へ、夜も日も告げているようだった...
吉川英治 「私本太平記」
...孤塁(こるい)の兵に射込み...
吉川英治 「私本太平記」
...孤塁の兵にはなにか場違いな平和の歌の文句みたいに聞えたのかもしれなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...この孤塁(こるい)をささえてきた骨と皮ばかりな兵でしかない」「でも決死の千人なら」「しかし敵にも侍はいるぞ...
吉川英治 「私本太平記」
...楠木一族の孤塁を思い...
吉川英治 「私本太平記」
...――孤塁千早を開いて...
吉川英治 「私本太平記」
...自分がたえず大局的見地から彼の孤塁へ全国的な観望やら兵策をさずけていたからこそ...
吉川英治 「私本太平記」
...一片(ぺん)の白旗(しらはた)を小太郎山(こたろうざん)の孤塁(こるい)にたてます...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あの孤塁に拠(よ)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...孤塁に拠(よ)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...最期の孤塁から家郷の妻を思い...
吉川英治 「新書太閤記」
...その孤塁をつつむや...
吉川英治 「新書太閤記」
...この一城――いやすでに三の丸を失った半城の孤塁(こるい)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...見れば、果たして州城は賊軍の包囲にあり、奉行慕蓉(ぼよう)は、孤塁を守る姿で、からくも城頭に立って指揮している――「お奉行っ、これへ呼延灼が馳けつけましたぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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