...恋人たちの孤城のような場所で、2人きりで過ごしたいと思います...
...昨夜は孤城で本を読んで過ごしました...
...彼は、その孤城のようなマンションに住んでいます...
...昨日の夜、孤城のような街を散歩していたら、怖い人に出くわした...
...孤独な気持ちになると、いつも自分が住むこの孤城がますます暗く感じられます...
...退いて道徳の孤城を守り...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...木彫りは孤城落日の姿で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...孤城を嬰守(えいしゅ)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...他方はセクトのものだというに過ぎないのである(純文学の孤城を守ろうというようなヒロイズムは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...破壊の「時」と戦へる其の面(おもて)は孤城落日の悲壮美を示さずや...
永井荷風 「夜あるき」
...余れる勢いでこの孤城に殺到して来るべきはずの敵が...
中里介山 「大菩薩峠」
...一小孤城の如きも見るべし...
仲村渠 「あなたの顔」
...その昔本国にあって時めきし時代より天涯(てんがい)万里孤城落日資金窮乏の今日に至るまで人の乗るのを見た事はあるが自分が乗って見たおぼえは毛頭ない...
夏目漱石 「自転車日記」
...「量(はか)るに、この一孤城、いかんぞ蜀の大軍を防ぎ得べき...
吉川英治 「三国志」
...大高の孤城へ兵糧(ひょうろう)を送り入れよとの命をうけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...孤城五千の部下の生命(いのち)に代って...
吉川英治 「新書太閤記」
...味方との聯絡もないこの孤城を...
吉川英治 「新書太閤記」
...――長篠の孤城はすでに兵糧(ひょうろう)も尽き...
吉川英治 「新書太閤記」
...はるかなる孤城の友へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、この方面の包囲を蹴ちらし、利家を迎え入れて、今や、十死一生のうちに、われ生きたり――と手を握りあう人々のうれし涙に、そこの孤城は、かえって一瞬、ひそまり返っているふうだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...心なしか、暮れかけている泥湖(どろうみ)の水の光も、孤城の影も、何となく寂(じゃく)として、雨の霽(は)れ間(ま)を身に迫る湿(しめ)っぽい風が蕭々(しょうしょう)と吹き渡っていた...
吉川英治 「茶漬三略」
...途中、薩軍に発見されて捕われておるんじゃあるまいか」「さあ、谷村伍長の結果だけが、今はこの孤城と、南下の途にある総督軍とをつなぐ一縷(る)の希望ですが……その谷村計介が変装して鎮台を脱出してからも早(はや)一月の余にもなるが、杳(よう)として消息はなし、総督軍とも依然、何らの聯絡もとれません」「ああ……味方の援軍がここに到る時は、遂に、三千の城兵は餓死(がし)した後か」「もう着く頃でしょう...
吉川英治 「日本名婦伝」
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