...恋人たちの孤城のような場所で、2人きりで過ごしたいと思います...
...昨夜は孤城で本を読んで過ごしました...
...彼は、その孤城のようなマンションに住んでいます...
...昨日の夜、孤城のような街を散歩していたら、怖い人に出くわした...
...孤独な気持ちになると、いつも自分が住むこの孤城がますます暗く感じられます...
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...若きいのち破るとも孤城...
太宰治 「創生記」
...嚢陽(じょうよう)累歳(るいさい)孤城(こじょう)に因る湖山に豢養(けんよう)して出征せず識らず咽喉(いんこう)形勢(けいせい)の地公田枉(ま)げて自ら蒼生(そうせい)を害す秋壑は怒って誹謗者を遠流に処した...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...孤城を嬰守(えいしゅ)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一小孤城の如きも見るべし...
仲村渠 「あなたの顔」
...ただ山間の孤城に拠り...
吉川英治 「剣の四君子」
...ぜひなく、合戦のないほかの山へ退散の途中でおざるよ」「では、千早の孤城も、まだ陥ちぬとのお見通しですか」「わからんな...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたたび戦雲をあげて孤城奪取(こじょうだっしゅ)の総攻めにかかり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...生命を賭(と)してきずきあげた小太郎山(こたろうざん)の孤城(こじょう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...孤城の運命は完全に迫っている――という書状の内容なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...行くほどに間もなく、左手(ゆんで)の山に、味方の孤城、大高の白壁が見え、柵門(さくもん)が望まれた...
吉川英治 「新書太閤記」
...救援に来た目的の孤城大高を...
吉川英治 「新書太閤記」
...孤城、高松の城は、その大湖沼(だいこしょう)のなかに、ぽつねんと水漬(みずつ)いている...
吉川英治 「新書太閤記」
...今、秀吉の軍にかこまれて、孤城、恃(たの)むところなく、孤心、拠(よ)るところなき勝豊は、(如何にせん)かを思い余って、これを老臣たちに諮(はか)り、老臣たちは、彼の意中をすでに酌(く)んで、家中の衆議に懸けるまでもなく申し渡したのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...はるかなる孤城の友へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...瀕死(ひんし)の孤城をとりつめて...
吉川英治 「新書太閤記」
...孤城よく幾日を支えうるか...
吉川英治 「日本名婦伝」
...途中、薩軍に発見されて捕われておるんじゃあるまいか」「さあ、谷村伍長の結果だけが、今はこの孤城と、南下の途にある総督軍とをつなぐ一縷(る)の希望ですが……その谷村計介が変装して鎮台を脱出してからも早(はや)一月の余にもなるが、杳(よう)として消息はなし、総督軍とも依然、何らの聯絡もとれません」「ああ……味方の援軍がここに到る時は、遂に、三千の城兵は餓死(がし)した後か」「もう着く頃でしょう...
吉川英治 「日本名婦伝」
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