...孟宗竹の根が腐って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あたりは孟宗竹(もうそうちく)の藪(やぶ)や茶畑...
高村光太郎 「回想録」
...一本の孟宗竹(もうそうちく)...
太宰治 「喝采」
...孟宗竹(もうそうちく)の植込みのあいだから...
徳田秋声 「仮装人物」
...構わずに置く孟宗竹の筍(たけのこ)が汁の実になったり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は孟宗竹の鉢植を抱えて飛び込んで来ました...
豊島与志雄 「香奠」
...勿論孟宗竹と云っても...
豊島与志雄 「香奠」
...彼は孟宗竹の大きな鉢植を大事そうに抱えて帰りました...
豊島与志雄 「香奠」
...太い孟宗竹を何十本と束ねて縛ったものを浮標にして...
中谷宇吉郎 「大謀網」
...ピヤノの音(ね)は孟宗竹の後(うしろ)から響いた...
夏目漱石 「門」
...孟宗竹(まうそうちく)が薄黒(うすぐろ)く空(そら)の色(いろ)を亂(みだ)す上(うへ)に...
夏目漱石 「門」
...螢谷の孟宗竹を左手に見おろしながら月見臺へ出ると...
野上豐一郎 「桂離宮」
...孟宗竹(まうさうだけ)の太い柱をつけた置床に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...モウソウチクは孟宗竹と書く...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...第十七図次に極めて稀有なるモウソウチクすなわち孟宗竹の花を示さん...
牧野富太郎 「植物記」
...高さ三十尺もある孟宗竹の藪が一時に靡く...
宮本百合子 「雨と子供」
...窓のそとにはたくましい孟宗竹(もうそうちく)が十四五本...
山本周五郎 「日本婦道記」
...雪にしだれた孟宗竹のふかぶかした庭に対い...
横光利一 「夜の靴」
便利!手書き漢字入力検索