...而して六年間孜々(しし)として吾巣を構えた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...孜々として大臣学を修め...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...おのが生の道筋を気長に孜々(しし)として掘っている同類の人々とも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...北斎の山水中に見出さるる人物は皆孜々(しし)として労役す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...司馬遷(しばせん)はその後も孜々(しし)として書き続けた...
中島敦 「李陵」
...僕が孜々(しし)として掘り出した「自我」と名づけ「精神の肉体」と名づけるものは純潔であった...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...世間を孜々としてこの婦人から学びとった...
久生十蘭 「金狼」
...不折君は初より終まで孜々(しし)として怠らずに画く...
正岡子規 「墨汁一滴」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...就師欲孜々」と云ふに見て知られる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...孜々(しし)として夕方も暗くなるまで働いている様子があった...
吉川英治 「鬼」
...金は惡魔的に孜々として描き出す...
吉川英治 「折々の記」
...孜々(しし)として降し...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々(しし)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の場合は、この平凡な道理に従って、常時、戦のない日でも、それを戦務と政略に、孜々(しし)、心がけて来ている結果のものなのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々(しし)として...
吉川英治 「親鸞」
...かれが孜々(しし)と書き綴(つづ)っていたものは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...凡質を孜々(しし)と研(みが)いた人と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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