...孜々(しし)として机の上に拡げた学位論文にペンを走らせていたが...
海野十三 「キド効果」
...孜々として倦まれざる態度は畏敬に値する」といって...
知里真志保 「アイヌ語学」
...而して六年間孜々(しし)として吾巣を構えた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...孜々(しし)として東京市の風景を毀損(きそん)する事に勉めているが...
永井荷風 「日和下駄」
...「身を修め藝を研く」の古訓を守り孜々として修養して來た...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...孜々として勢力扶植の道を講じ今や漸次再びその萠芽を発せんとするもの少からざるを覚ゆ...
日野強 「新疆所感」
...心のまゝに何かに向つて孜々たる気持を持ち続けてゐたやうにも思はれた...
牧野信一 「籔のほとり」
...ただ孜々(しし)として天性好きな植物の研究をするのが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...孜々として勉学する...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...而尚孜々読書...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...孜々(しし)として活動しはじめるうちに...
吉川英治 「上杉謙信」
...孜々(しし)として夕方も暗くなるまで働いている様子があった...
吉川英治 「鬼」
...しかし孜々営々(ししえいえい)...
吉川英治 「三国志」
...或いは孜々(しし)と働いている中に...
吉川英治 「新書太閤記」
...朝夕にこれらの次の中堅(ちゅうけん)を孜々錬成(ししれんせい)の真っ最中であったということもできよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々営々(ししえいえい)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...とにかく孜々(しし)として鈍才に鞭(むち)打ち...
吉川英治 「親鸞」
...凡質を孜々(しし)と研(みが)いた人と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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