...おのが生の道筋を気長に孜々(しし)として掘っている同類の人々とも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...孜々(しし)として東京市の風景を毀損(きそん)する事に勉めているが...
永井荷風 「日和下駄」
...司馬遷(しばせん)はその後も孜々(しし)として書き続けた...
中島敦 「李陵」
...彼が孜々(しし)として励んだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...世間を孜々としてこの婦人から学びとった...
久生十蘭 「金狼」
...夜ふけまで小さなホテルの片隅で孜々として仕事をしてゐたリルケの部屋から洩れてゐたあかりだつたのだ...
堀辰雄 「一插話」
...孜々(しし)として夕方も暗くなるまで働いている様子があった...
吉川英治 「鬼」
...ただ孜々(しし)として稼ぎ働くことを無上の安楽といたしましょう...
吉川英治 「三国志」
...孜々(しし)と造船していたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
...朝夕にこれらの次の中堅(ちゅうけん)を孜々錬成(ししれんせい)の真っ最中であったということもできよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々営々(ししえいえい)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...病母弟妹を養うためにただ孜々と働いていただけなんです...
吉川英治 「親鸞の水脈」
...孜々(しし)たる忠利のさま見るべし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...馬鹿でない自分が、馬鹿みたいになって、その実、孜々(しし)と、目的に邁往(まいおう)してゆく...
吉川英治 「平の将門」
...かれが孜々(しし)と書き綴(つづ)っていたものは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ここの人々がつねの如く孜々(しし)として汗と泥にまみれていると...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...二人が孜々(しし)として開拓しかけた面積などは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...凡質を孜々(しし)と研(みが)いた人と...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??