...孜々(しし)として楽しみをひとびとに分けあたえたためのものだからだ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...孜々として彼等の新らしい家を建つることに急いだ...
石川啄木 「所謂今度の事」
...人の汲々孜々として力を改良振起に尽くしたるものは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...おのが生の道筋を気長に孜々(しし)として掘っている同類の人々とも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...孜々(しし)として東京市の風景を毀損(きそん)する事に勉めているが...
永井荷風 「日和下駄」
...僕が孜々(しし)として掘り出した「自我」と名づけ「精神の肉体」と名づけるものは純潔であった...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...世間を孜々としてこの婦人から学びとった...
久生十蘭 「金狼」
...皆々孜々として仕事に励み...
牧野信一 「酒盗人」
...すなわち身心が学問に役立つ間は日夜孜々(しし)としてその研鑽を続けねばならない義務と責任とがある...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...夜は孜々(しし)として勉強します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...孜々(しし)として活動しはじめるうちに...
吉川英治 「上杉謙信」
...しかし孜々営々(ししえいえい)...
吉川英治 「三国志」
...朝夕にこれらの次の中堅(ちゅうけん)を孜々錬成(ししれんせい)の真っ最中であったということもできよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...孜々(しし)として...
吉川英治 「新書太閤記」
...学徳の切磋(せっさ)に孜々(しし)たる頃であった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...二人が孜々(しし)として開拓しかけた面積などは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...凡質を孜々(しし)と研(みが)いた人と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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