...彼女の反応は存外あっさりだった...
...存外にもこのホテルは空いてるかも...
...存外なことに、私たちの会社もこの取引に関わっていた...
...彼女の努力は存外にも実を結んだ...
...存外なことに、あの有名人と知り合いだったという...
...存外容易に事実となつて現れた...
芥川龍之介 「芋粥」
...この分では、存外容易に、君と僕らとを隔てる五、六年が、すぎ去ってしまうかもしれない...
芥川龍之介 「出帆」
...存外(ぞんぐわい)古風土記(こふうどき)にありさうな...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...ほかの『城』同人は存外特色に乏しかった...
芥川龍之介 「路上」
...存外面白い境地が展けて来て...
田山録弥 「小説新論」
...正宗君は存外に世間といふものを重く見てゐる...
田山録弥 「正宗君について」
...一見簡単明瞭(めいりょう)なように見える命題でもやはりほんとうの理解は存外困難である...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...その行列は存外手軽(てがる)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...存外の掘出し物が無いとは限らない――お角は掘出し物に...
中里介山 「大菩薩峠」
...存外埒(らち)が明くかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...相手は存外真面目である...
夏目漱石 「虞美人草」
...魂の持前だから存外自然に行われるものである...
夏目漱石 「坑夫」
...清の甥というのは存外結構な人である...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...従って存外嫌(きらい)は少ない方だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...存外けちな野郎だと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...存外壯健な肉體と無頓着な精神をもつて目の前に坐つてゐるのも...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...存外続いて久しいものであるらしい...
柳田國男 「名字の話」
...存外に深いなと思いながら...
吉川英治 「江戸三国志」
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