...彼女の反応は存外あっさりだった...
...存外にもこのホテルは空いてるかも...
...存外なことに、私たちの会社もこの取引に関わっていた...
...彼女の努力は存外にも実を結んだ...
...存外なことに、あの有名人と知り合いだったという...
...あすこは存外(ぞんがい)暮れ易いだろう...
芥川龍之介 「早春」
...いわゆる大家先生たちも遊びに掛けると存外な野暮(やぼ)で...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...私は存外ズバズバと物が云えた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...お嬢さんは存外人に恥かしがらない方だとかなんとか言ってからかわれたんでしょう...
鈴木三重吉 「千鳥」
...歴然と目の前の文章となって客観されてみると存外疑わしいものに見えて来て...
寺田寅彦 「科学と文学」
...当人は存外のんきに歌でも詠(よ)んでいたのかも...
寺田寅彦 「軽井沢」
...そういう夢幻のような映像の中に現われた自分の幼時の姿を現実のこの自分と直接に結びつけて考えることは存外むつかしい...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...よく考えてみると実は存外あいまいなもののように思われる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...東京駅から駒込までの馴れた道筋はその割に存外遠いような気もした...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...こちらでは詰らないことと思っても社会的には存外影響の大きかった事件もある...
中里介山 「生前身後の事」
...「いやいや、そう容易(たやす)くはいくまいよ」こちらの奇異なる武士は、存外、平気で答えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...というのは、単に如才(じょさい)ないだけではなく、この提案が成功すれば、二重の役得があるという見込みが十分でしたから、御意によっては、鹿島へ行く舟のへさきを即座に変えて、潮来へじか附けにして差上げますという、透(す)かさないかけひきを、白雲は頭から受けつけず、「怪(け)しからん、神様へ参詣(さんけい)する前に、遊女屋へ行く奴があるか」これで一たまりもなく、若い船頭の提案はケシ飛んでしまいましたが、存外わるびれず、「ほんとうに、それもそうでございますねえ、神様へ参詣する前に遊女屋なんぞへ上っては、罰(ばち)が当ります」「その通りだ」「先生、あんたは剣術の方の先生でございましょう、それで鹿島神宮へ御参詣をなさるんでございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...存外イキの合うものがありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...存外宿へ帰るのが遅くなりはしまいかと心配した...
夏目漱石 「行人」
...これは存外骨が折れそうだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...存外に手強く談判を持込むやうなことがある...
正岡子規 「病牀六尺」
...オヤツやお三時の起こりは存外(ぞんがい)にあたらしいものなのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...存外に起原の近世なるものがないとは言われぬ...
柳田国男 「山の人生」
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