...これは我国にひとり存在するところの特異な文学であります...
高浜虚子 「俳句への道」
...処が報道関係なるものは一切の歴史的な、又現今存在する、諸原始民族の生活交通が始まると共に、初めからすでに与えられていたものなのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...逆に如何なる機械体系が社会的に存在するかによって人間の技能は歴史的にその性能を強制される...
戸坂潤 「辞典」
...しかしそれは存在するかもしれません...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然し禿は世に存在する...
豊島与志雄 「愉快な話」
...これらのものがどのような状態で大気中に存在するかを説明する必要がある...
中谷宇吉郎 「雪」
...画家として余が頭のなかに存在する婆さんの顔は高砂(たかさご)の媼(ばば)と...
夏目漱石 「草枕」
...自分があればこそこの眼も存在するのだとさえ思った...
夏目漱石 「明暗」
...現著者は混ぜ物処理をした挽いたコーヒーの中にチコリーその他の種々な植物性物質が存在することを...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...また全ての想像によって分離できる観念は分離して存在すると考えることができるからである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...即ち「どんな印象も心に存在するようになるときには...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...分離して存在するように想われ得るし...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...存在するものは、凡べて理由をもつてゐるといふ意味に解するならば第一の説はたゞしい...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...『商業界に多数存在するすべての会社や特許やあらゆる種類の排他的特権は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私は普遍的な類型や法則の標本もしくは傳達器として存在するのであるか...
三木清 「人生論ノート」
...――がその存在の現實性に於て存在するひとつの特殊なる仕方を示すのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...生々と旺盛に存在する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その時に存在する事情の下においては消費され得べき分量は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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