...彼のクリストに及ばなかつたのも恐らくはその事実に存するであらう...
芥川龍之介 「西方の人」
...この懸隔はひとり宗教家の間に存するのみならず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...我々のうちにその或る觀念の存するすべての完全性が形相的にあるひは優越的にそのうちに存するところの或る者が存在しなくてはならぬといふことから證明せられた...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...火のうちには我々においてこれらの熱あるいは苦痛の感覚を喚び起す或るもの――それが結局どのようなものであろうとも――があるということを私に説得する根拠が存するに過ぎないのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...有効需要と有効供給との間に存する隔りは減少する...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...それであるからこの分類は単に現存する諸科学の配列ではなくして...
戸坂潤 「科学方法論」
...この真理説のブルジョア社会に於てさえの不信用が存するのだ...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...自然科学に特有な自然と歴史との二重性が存する所以である...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...在来の国語存するの限り文学に志すものは欧洲語と併せて漢文の素養をつくりたまへ...
永井荷風 「小説作法」
...學術の精微を究むるは各科の學術を專攻する者に存する也...
西周 「尚白箚記」
...實にその冒險の面白さにも存するのだ...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...自(おの)ずから父母の至情を存するといわんか...
福沢諭吉 「教育の事」
...然らず古蹟を保存すべきか! といふ両々の二説が数年来相からんで...
牧野信一 「東中野にて」
...産児の半数よりも遥かに多くが結婚まで生存するように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かつ勤労の進歩と商業の活動とが大資本家に依存する程度を減少することによって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...新しい工夫を加えたことに存する...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...これの存する処は必ずある時代の村境である...
柳田國男 「地名の研究」
...これらの経典の最下層に存するものが...
和辻哲郎 「孔子」
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