...手厳しい鑑賞家が見出されるであろうか?)この事実の存する限り...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...歎ずらくは想像にも亦(また)国籍の存する事を...
芥川龍之介 「骨董羹」
...車輪の跡は歴々存すれども...
井上円了 「おばけの正体」
...まことに賛助員諸君の意向如何(いかん)に存すと言って宜(よろ)しいのでありますまいか...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...茶道は日常生活の俗事の中に存する美しきものを崇拝することに基づく一種の儀式であって...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...また無限な實體の觀念のうちには有限な實體の觀念のうちによりも一層多くの客觀的實在性が存する...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...存するかを探究することを要求すると思われる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...「日本文典」は長崎に一册現存するさうで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...最後の武器は理論外の人格乃至立場という要塞の中に存する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...イデオロギー論の中心はその価値論に、そしてイデオロギーの価値論の中心はその論理的価値の理論――論理学――に、存する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...リアリズムという観念のもつ一般的な科学的な核心がここに客観的に存するのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そこに難関が存するわけである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...人が他の世界に依存するという見解は一般的なものであるだけではなく...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...あれを純な形で保存すれば...
野村胡堂 「胡堂百話」
...即ち自由詩の原理は「法則なき法則」に存するので...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...一つの有り方にある何ものかと他の有り方にある同じ何ものかとの間に存する聯關意味聯關において成立つといふべきである...
波多野精一 「時と永遠」
...ある国で出生が死亡に対し二対一であり産児の三分の二が結婚まで生存するならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その僅に存するものは文化甲戊生の三女長(ちやう)一人である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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