...爾雅には、当時使われていた漢字の字義や用法が載っている...
...辞書には漢字の字義だけでなく、旁註もあります...
...牧之老人が此草稿(したがき)を視(み)て無縫塔(むほうたふ)の縫(ほう)の字義(じぎ)通(つう)じがたく誤字(ごじ)にやとて郵示(ひきやくたより)して問(と)ひければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...体形書記載の字義どおりの意味で安心してこの犬を買います...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...さぞ山の神――字義通りの――もおかしがつたであらう...
種田山頭火 「行乞記」
...文法字義を明かにし...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...字義通りに月評たらしめよ...
豊島与志雄 「月評をして」
...現実を如何に如実に描写しようとしても字義通り如実に描写出来るものではなく...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...拒婚の字義を按ずるに拒は強請せられて後これを防ぐの意...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...次に連続と云う字義をもう一遍吟味(ぎんみ)してみますと...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...波田は字義どおりに「糞をつかむ」――船では詰まらない目に合うことを糞をつかむというのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ただ字義を説くにあらず...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...セント・ジョンの眼は字義(じぎ)通りいかにも澄明であつたが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...正確に字義どおりにそうではないにしても...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...その字義を辞書で求めたところ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ともにその字義から見ると天然の力ばかり強く人の棲息(せいそく)には向きそうもなかったらしく思われるが...
柳田國男 「地名の研究」
...字義どおり「拾う」のであって...
山本周五郎 「青べか物語」
...字義どおりの馬乗りであって...
山本周五郎 「青べか物語」
...「八寒嘯」の字義を気にかけるなどは少しおかしいが...
吉川英治 「八寒道中」
...しかし根本においてはそれは字義通りに古代の復興である...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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