...爾雅には、当時使われていた漢字の字義や用法が載っている...
...辞書には漢字の字義だけでなく、旁註もあります...
...麻(あさ)も紵(を)も字義(じぎ)はおなじく布(ぬの)に織(おる)べき料(れう)の糸をいふ也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...(37)滑稽といい俳諧という字義は洒落ということにすぎないのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...字義通りに月評たらしめよ...
豊島与志雄 「月評をして」
...字義どおりに餓死することは至ってまれにしかない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...九※の一々を其字義によつて解釋してゐるが...
内藤湖南 「易疑」
...全く其の字義通りに唯だ「隔世」の感あるのみに御座候...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...このあえかにと云う雅言(がげん)は全体何と言う意味だと思ってるかね」「蚊弱(かよわ)いとかたよわくと云う字だと思います」「なるほどそうも取れん事はないが本来の字義を云うと危う気にと云う事だぜ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...故に此理性道理と云ふ字義の内には...
西周 「尚白箚記」
...心理上において同字義に解釈される...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...字義通りに彼女は瘠せ衰えて...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...波田は字義どおりに「糞をつかむ」――船では詰まらない目に合うことを糞をつかむというのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼は字義どおり立ち往生した...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...セント・ジョンの眼は字義(じぎ)通りいかにも澄明であつたが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...しかしこれは無限とかコンドルセエ氏の字義での不定限とかとは非常に違うものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...アエノコトの要点単なる字義の上からの推定でも...
柳田国男 「海上の道」
...ともにその字義から見ると天然の力ばかり強く人の棲息(せいそく)には向きそうもなかったらしく思われるが...
柳田國男 「地名の研究」
...字義どおりの馬乗りであって...
山本周五郎 「青べか物語」
...ほかの字義に通じるから変に気がさすとこれもおかしくないことはない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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