...康熙字典は中国の字書である...
...「万字書き」という手法は、大量の文章を書く上での効果的な方法です...
...園はその夜拉典(ラテン)語の字書をひいてはっきりと意味を知ることができた...
有島武郎 「星座」
...)都路は五十路(いそじ)あまりの三つの宿、……公子 おお、それだ、字書のように、江戸紫で、都路と標目(みだし)が出た...
泉鏡花 「海神別荘」
...八犬士その他の登場人物の名は歴史にあらざる歴史を作って人名字書中の最大の名よりもヨリ以上に何人にも知られておる...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...直譯なるもの及び之れと密接の關係ある不完全なる和譯英字書の譯語を其儘に用うるの弊害世に知られて...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...人から預かっていたローマ字書きの書物の原稿に責任を感じたくらいである...
寺田寅彦 「震災日記より」
...詳細はザイラアのホメール字書を見よ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そこで飯櫃を司っている小姓は最初の一椀を盛る時杓子で飯櫃の飯の上へ久の字を一字書く真似をする...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ソレを独(ひとり)で読(よむ)とした所で字書(じしょ)がない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...入門すれば字書を借(か)ることが出来る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...読めないから便(たよ)る所は英蘭対訳の字書のみ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...謙と一字書かれて――これは...
本庄陸男 「石狩川」
...熊楠ウェブストルの字書を見るとルジクラス(可笑(おかし)い)の例としてド・クインシーの語を引く...
南方熊楠 「十二支考」
...雄鶏の卵より生まるる怪物とされたのだから(ウェブストルの大字書...
南方熊楠 「十二支考」
...上に呪曰と有る呪は字書に詛也と有る意にて...
南方熊楠 「詛言に就て」
...大工さんだって字書きとおなじだわね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...横物の一軸(いちじく)に「」というような変な字が一字書いてある...
柳田国男 「山の人生」
...そこの壁に大きく黒旋風(こくせんぷう)とお手本に三字書いて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...勉強家は字書をもってこの問題を超越している...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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