...はははは字余りや字足らずは...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...われわれの文字をまなんだのちにはわれわれは文学のうちの最上なものを読むべきであって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...色紙に何か文字が見えた...
太宰治 「作家の手帖」
...大の字なりに倒れている彼女の体を抱き掬(すく)いました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼女は各綴(つづ)り字を切り離す歌唱的な口調をもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして白くなつた八字髭の下で唇がせつなげに震えて来る...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...文芸時評の六号活字の投書にこんなのが...
夏目漱石 「三四郎」
...翌日の朝刊は下段にちっぽけな活字で...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...名字を云はなかつたといふ...
服部宇之吉 「荀子解題」
...枕に近く一脚の机を据ゑたるは、折ふし硯々(すずりすずり)と呼び、書物よむとて有し学校のまねびをなせば、心にまかせて紙いたづらせよとなり、兄といへるは何心なく積重ねたる反古紙(ほごがみ)を手に取りて見れば、怪しき書風に正体得(え)しれぬ文字を書ちらして、これが雪子の手跡かと情なきやうなる中に、鮮かに読まれたるは村といふ字、郎といふ字、ああ植村録郎、植村録郎、よむに得堪へずして無言にさし置きぬ...
樋口一葉 「うつせみ」
...名前入りだと思いますが」「装飾文字だから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ともかく今度は間違ひなく英の字を付けようぜ...
牧野信一 「父を売る子」
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レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...わたくしは前段の末に一の終の字を記すことを猶與(いうよ)した...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...免に当る区劃を触の字を書いてフレという...
柳田國男 「地名の研究」
...ナルに鳴の字を充てた例はいくらもある...
柳田國男 「地名の研究」
...とりあえず聖書の中の赤い筋を施した文字を拾い読み初めた...
夢野久作 「暗黒公使」
...「あはれ」という言葉に哀の字をあて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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