...小さな字できざんである文句に...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...その都度書物の背の金文字は藪睨みのような眼つきをして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...不文の中(うち)、ところどころ片仮名のページ、これ、わが身の被告、審判の庭、霏々(ひひ)たる雪におおわれ純白の鶴(つる)の雛(ひな)一羽、やはり寒かろ、首筋ちぢめて童子の如く、甘えた語調、つぶらに澄める瞳、神をも恐れず、一点いつわらぬ陳述の心ゆえに、一字一字、目なれず綴りにくき煩瑣(はんさ)いとわず、かくは用いしものと知りたまえ...
太宰治 「創生記」
...文字の數もちがふ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...吉原は万字楼という大きな店でございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...好きな字を書いてみる気もなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...一字残らず写さしめなかった原因になる...
夏目漱石 「手紙」
...文字だけが見えないのだ...
長谷川時雨 「西川小りん」
...炎の文字となって目の前にうかんできた...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...京水の自記中「診」の字は「みまふ」と訓ませたのであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今の美作(みまさか)苫田(とまた)郡加茂村大字黒木字樫原に金屋護神(かなやごじん)という祠がある...
柳田國男 「地名の研究」
...青笹村大字糠前(ぬかのまえ)の長者の娘...
柳田国男 「遠野物語」
...しかも様の字を添えて呼んでいる...
柳田国男 「年中行事覚書」
...支那と日本と共通の慣習出産の順位で人の字(あざな)を呼ぶことは...
柳田國男 「名字の話」
...署名は「玄」という一字が記(しる)してあった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...銀色の十字架を胸に佩(お)びてゾロゾロと乗込んで来たので...
夢野久作 「近世快人伝」
...また碑面の姓のどれにも藤原と経の三字が共通に使用されているのも...
横光利一 「旅愁」
...一字一句をくり返しくり返しながめていた...
吉川英治 「三国志」
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