...母子連(おやこづれ)で学校へ観に行った...
泉鏡花 「婦系図」
...果てもない氷海を張りつめた流氷のモザイクの一片に乗っかって親子連れの白熊が不思議そうにこっちをながめている...
寺田寅彦 「空想日録」
...映画「マルガ」で猿の親子連れの現われる場面がある...
寺田寅彦 「猿の顔」
...たまに親子連(おやこづれ)で外出した女二人の気分が...
夏目漱石 「こころ」
...熊坂長範(ちやうはん)が親子連れで押込みに入つても驚くことではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若く華やかな貴公子連の間にも名高い...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...岡崎の小浜にゐるから面子連れて来いといふので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...横浜から男の子連れの奥さんに隣へ来られ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それといつしよに櫓の上に陣取つてゐるお囃子連の笛...
牧野信一 「鬼涙村」
...早くでていったほうの弟子連中は途中でどうなったか...
正岡容 「小説 圓朝」
...――男子連は、この一週間中ずっと着ずにおいたことが分かるような、小都会式な仕立ての服、また若い娘たちは明るい軽やかな衣裳で、胸衣に野花の束をつけている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...弟子連中は悉(ことごと)く不満であったらしい...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...「……盲(めくら)の子連れだ」藤五は何度も言ってみる...
吉川英治 「私本太平記」
...お若い尼僧(にそう)と盲(めしい)の子連れの旅人を...
吉川英治 「私本太平記」
...ふと見かけたあの子連れの女性が...
吉川英治 「私本太平記」
...子連れの私たちを...
吉川英治 「随筆 新平家」
...――いや無理もない、その子連れで、これまで落ちて来るには、さだめし容易な事ではなかったろう...
吉川英治 「源頼朝」
...複雑な事情にある子連れの女を...
吉川英治 「源頼朝」
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