...子安貝を耳にすれば竜宮の唄もきこえまする...
竹久夢二 「秘密」
...子安橋、樋沢橋、千曲川が遙かに光つて見える、郭公が啼きつゞける...
種田山頭火 「旅日記」
...それはさしかざす絵日傘のかげになまめく顔や顔のなかで子安貝の背に彫ってはめたようなすずしい眼(まな)ざしをした子で...
中勘助 「小品四つ」
...子安貝渚の 渚の子安貝波 どんど波 どんど子安貝今日から ふたりで暮しませうお前もわたしも子安貝...
野口雨情 「別後」
...子安(こやす)のお守(まも)り何(なに)くれと...
樋口一葉 「われから」
...燕(つばめ)の子安貝という言葉などは日本では相応に古く...
柳田国男 「海上の道」
...日本でいう子安貝...
柳田国男 「海上の道」
...次に江上波夫君の「極東に於ける子安貝流伝」は...
柳田国男 「海上の道」
...子安という単語のこしらえかたは異例であり...
柳田国男 「海上の道」
...子安という言葉は...
柳田国男 「故郷七十年」
...日本でいう子安貝...
柳田国男 「故郷七十年」
...ドレスデンの博物館の子安貝は...
柳田国男 「故郷七十年」
...京浜電車の子安(こやす)停留場の近くにも片原町という字がある...
柳田國男 「地名の研究」
...静岡県清水市入江町元追分)姥神がもと子安様と同じ神で...
柳田國男 「日本の伝説」
...弘仁期(こうにんき)のもので“子安地蔵”と呼ばれているという...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...子安(こやす)観音へ夜詣りに来ていたのでございました」と...
吉川英治 「源頼朝」
...子安観世音の御堂の扉(と)をしきりに押していた...
吉川英治 「源頼朝」
...子安堂の堂衆でおざるが……」と提燈を縁において...
吉川英治 「宮本武蔵」
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