...」花鳥子君は答えた...
高浜虚子 「俳句への道」
...あるだけの酒飲んで別れたが(星城子君に)眼が見えない風の道を辿る・十一月二十二日のぬかるみをふむ(歩々到着)・夜ふけの甘い物をいたゞく(四有三居)傷づいた手に陽をあてる晴れきつて真昼の憂欝はじめての鰒のうまさの今日(中津)ボタ山ならんでゐる陽がぬくい・ひとすぢに水ながれてゐる・重いドアあけて誰もゐない枯野...
種田山頭火 「行乞記」
...十一月十一日星城子君から小包が来た...
種田山頭火 「其中日記」
...星城子君の言説は首肯する...
種田山頭火 「其中日記」
...八幡で星城子君のニコニコ顔に逢ひ...
種田山頭火 「其中日記」
...蓴子君からまた入間海苔を頂戴した...
種田山頭火 「松山日記」
...幸にして青(マヽ)城子君は在宅だつた...
種田山頭火 「松山日記」
...「葉子君んとこへ行かなかった?」「梢(こずえ)さん? いいえ...
徳田秋声 「仮装人物」
...その時の虚子君の話にもいつも來る度にその日のことを書いて置かうと思つては...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...いと子君伯母なる人に向ひて...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...不図満里子君は顔をあからめて...
牧野信一 「満里子のこと」
...未だ外崎恵美子君が新宿の赤風車座(ムーランルージュ)に出勤してゐたころ...
正岡容 「東京万花鏡」
...松島詩子君なども...
正岡容 「わが寄席青春録」
...この時の紅いジャケットの少女がのちにいろいろの話題を世人へ投げかけた映画女優志賀暁子君のいとけなき日であろうとは誰が知ろうぞ...
正岡容 「わが寄席青春録」
...最愛の弟子君川文吾(きみかわぶんご)という美少人を失って...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...大正十三年七月二十七日真昼みつ子からはま子君へ……………………この手紙を見て...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...はじめはなんでも君の令兄都築豺膓子君がずつと以前天の川に投句してゐた関係から...
芝不器男 「不器男句集」
...(――寔(まこと)に人を人臭しとも思われぬ和子君(わこぎみ)で在(おわ)すでなあ)とは...
吉川英治 「新書太閤記」
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