...また他なのを子僧に持って来さして比べて見た...
近松秋江 「うつり香」
...誰か好い子僧(こぞう)はあるまいかなぞ折から居合わした懇意の大工に聞いて居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一寸法師(いっすんぼうし)の子僧(こぞう)が火にあたりに山から飛んでくる...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...驚くのは店の子僧やおかみさんで水菓子の袋や絵本の包み...
森於菟 「放心教授」
...その詰み込まれた列車の乗客中に一人の横着さうな子僧が混つてゐた...
横光利一 「頭ならびに腹」
...子僧は? 意気揚々と窓枠を叩きながら...
横光利一 「頭ならびに腹」
...師僧も弟子僧も留守になるから...
吉川英治 「江戸三国志」
...水を」「はッ」と弟子僧(でしそう)ははだしでとびおりた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「参ろうぞ」慈円は弟子僧たちを...
吉川英治 「親鸞」
...得度(とくど)をうけた時の小さい稚子僧(ちごそう)の時のすがたと...
吉川英治 「親鸞」
...すぐ弟子僧たちの胸にうつった...
吉川英治 「親鸞」
...弟子僧のうちには...
吉川英治 「親鸞」
...お居間のほうへ」一人の弟子僧が...
吉川英治 「親鸞」
...五十人のいあわす弟子僧がほとんどそこにずらりと並んでいるのだ...
吉川英治 「親鸞」
...吉水の弟子僧たちと相談して...
吉川英治 「親鸞」
...弟子僧たちは、宵のうちは、それぞれ貧しい灯をかかげて、書を読み、経(きょう)を写し、ひそやかな話し声が洩れていたが、やがて、定めの時刻がくると、彼女の坐っている持仏堂の外の縁まで来て、「おやすみなされまし」「先にやすませて戴きます」と、次々にあいさつをいって、ほどなく、しいんと、寝しずまってしまった様子であった...
吉川英治 「親鸞」
...五はっ――と白けたものが弟子僧たちの顔いろに走った...
吉川英治 「親鸞」
...「……お哀傷(なげき)はさることながら、御赦免(ごしゃめん)の天恩を浴(あ)み、おなつかしい京都(みやこ)の土をお踏み遊ばしてからおかくれなされたことが、せめてものことでござりました」明智房のことばに、(さては、大祖法然様には)と、弟子僧たちは、初めて、安居院(あごい)の聖覚法印の書面が、法然の死を報じてきたものであることを知った...
吉川英治 「親鸞」
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