例文・使い方一覧でみる「嬖」の意味


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...その姫の事から御台所の政子さまとごたごたが起り...   その嬖姫の事から御台所の政子さまとごたごたが起りの読み方
太宰治 「右大臣実朝」

...三十人もの妾(へいしょう)が互にアラ捜(さが)しをし合っている奥御殿のことであるから...   三十人もの嬖妾が互にアラ捜しをし合っている奥御殿のことであるからの読み方
谷崎潤一郎 「聞書抄」

...己(おの)が妾(おもひもの)にしようために...   己が嬖妾にしようためにの読み方
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」

...動もすれば佞の小人に擁せられて不測の過失に陷ること少なきに非ず...   動もすれば佞嬖の小人に擁せられて不測の過失に陷ること少なきに非ずの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...動もすれば佞の小人に擁せられて不測の過失に陥ること少なきに非ず...   動もすれば佞嬖の小人に擁せられて不測の過失に陥ること少なきに非ずの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...妾(めかけ)の心ばえをそなえていた...   妾嬖の心ばえをそなえていたの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...宮苑(きうゑん)の奧深(おくふか)くお氣(き)に入(い)りの嬪妾(ひんせう)や臣達(へいしんたち)を相手(あひて)に日(ひ)もす夜(よ)もす麻雀(マアジヤン)に耽(ふけ)り樂(たの)しんでゐたと言(い)ふ...   宮苑の奧深くお氣に入りの嬪妾や嬖臣達を相手に日もす夜もす麻雀に耽り樂しんでゐたと言ふの読み方
南部修太郎 「麻雀を語る」

...若し夫れ試驗法の採用によりて起こる人材壅塞の弊と俊材拔擢の名の下に行はるゝ幸寵進の害とを比較せば...   若し夫れ試驗法の採用によりて起こる人材壅塞の弊と俊材拔擢の名の下に行はるゝ嬖幸寵進の害とを比較せばの読み方
原勝郎 「貢院の春」

...間もなく投機業者や陰謀家といったてあいがニコラスの臣として宮廷で幅をきかせるようになった...   間もなく投機業者や陰謀家といったてあいがニコラスの嬖臣として宮廷で幅をきかせるようになったの読み方
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」

...臣(へいしん)十太夫の受けた辱(はづかしめ)に報いるために...   嬖臣十太夫の受けた辱に報いるためにの読み方
森鴎外 「栗山大膳」

...頼胤側近の二臣(へいしん)といわれている...   頼胤側近の二嬖臣といわれているの読み方
山本周五郎 「新潮記」

...――おれは自分の利害のために臣の名を買ったのではない...   ――おれは自分の利害のために嬖臣の名を買ったのではないの読み方
山本周五郎 「新潮記」

...「事前に除くべき障碍とはなんのことだ」「君側の二(へい)だ」と柳通助が即座に云った...   「事前に除くべき障碍とはなんのことだ」「君側の二嬖だ」と柳通助が即座に云ったの読み方
山本周五郎 「新潮記」

...然れども人生れて才藻の寵を詩神に享くるに至りては...   然れども人生れて才藻の嬖寵を詩神に享くるに至りてはの読み方
横瀬夜雨 「花守」

...それを擁(よう)するつよい一連の臣(へいしん)ができていた...   それを擁するつよい一連の嬖臣ができていたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...それへまた幕府の臣(へいしん)柳沢吉保(やなぎさわよしやす)が...   それへまた幕府の嬖臣柳沢吉保がの読み方
吉川英治 「梅里先生行状記」

...子路の妻の兄弟が衛の臣(へいしん)弥子瑕の妻であったこと...   子路の妻の兄弟が衛の嬖臣弥子瑕の妻であったことの読み方
和辻哲郎 「孔子」

...臣を利用して卿大夫にあり着くごときことは断じてしなかったのである...   嬖臣を利用して卿大夫にあり着くごときことは断じてしなかったのであるの読み方
和辻哲郎 「孔子」

「嬖」の読みかた

「嬖」の書き方・書き順

いろんなフォントで「嬖」

「嬖なんとか」といえば?  


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