...其の發明にかゝれる吃音嬌正法也...
大町桂月 「小石川臺」
...にこ/\顔で一寸愛嬌を交(かは)してゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...」と婆はこぼれるばかりの愛嬌(あいきょう)を示して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...嬌娜(きょうだ)がなおすだろうと思って...
田中貢太郎 「嬌娜」
...その美しいことは嬌娜に劣らなかった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...」愛嬌(あいきょう)好く笑いながら派出婦は膳(ぜん)を引いた後(あと)...
永井荷風 「ひかげの花」
...愛嬌談(あいきょうだん)となるにとどまり...
新渡戸稲造 「自警録」
...嬌嗔(きょうしん)を発した顔は...
野村胡堂 「女記者の役割」
...弱々しくて愛嬌(あいきょう)のある幾松は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして愛嬌のある赤い唇には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...苦味走つて小作りで、愛嬌がある癖に、何處か拔け目がなささうでもあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嬌名いや高くうたわれるようになったおりの訓戒だ...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...なにもかも鯨づくめのところがご愛嬌...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...言語嬌艶(きょうえん)...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...洗練された愛嬌を振りまきながら腕を差し出した...
牧野信一 「ガール・シヤイ挿話」
...起き上がった夫人の愛嬌(あいきょう)のある顔が真赤(まっか)になっていて一種の魅力をもっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...嬌(なま)めかしく成熟した女...
山本周五郎 「はたし状」
...相変らず食卓の談話に英独仏の三国(ごく)語を使ひ分けて有らゆる愛嬌(あいけう)を振撤(ふりま)かれた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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