...江戸ツ子自慢の聴衆(きゝて)が嬉しがりさうな事を言つて...
薄田泣菫 「茶話」
...同船の日本人は非常に嬉しがり...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...後藤さんは飛びかえるほど嬉しがりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...曲(まが)りし背も反(そ)らん計りにぞ嬉しがりける...
高山樗牛 「瀧口入道」
...御牧はすっかり嬉しがり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分の思った通りになったのを嬉しがりでもするような...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...猫の嬉しがりようったらない...
豊島与志雄 「猫」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...「占めた」と言って嬉しがりはじめたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...手を拍(う)って嬉しがりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...嬉しがりますよ」「へえ...
夏目漱石 「草枕」
...涼しいので嬉しがりつゝねる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...世の中のすべてのものが上機嫌じゃがその中にたった一つ嬉しがりもせず笑いもせなんだものがあると気がるなあの木鼠奴が通りすがりの木の枝からわしに声をかけおった...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...あの稲が二つ三つ花を附けた時の彼奴の嬉しがりようと来たら!香川 そうだろうなあ……金吾 アゼに立って...
三好十郎 「樹氷」
...大原はお登和嬢の親切を格別に嬉しがり「なるほど...
村井弦斎 「食道楽」
...女は嬉しがり男はいい事をしたと思ったのでしょう...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...良人も手を合せんばかりの嬉しがりよう...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...坂道がいい色になって嬉しがりはせんぜ」「どうもご親切さまに」「ふざけるな...
吉川英治 「新・水滸伝」
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