...いずれ嬉しい返事を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それを嬉しいと思つたことは一度もなかつたと書いて居ります...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...小さいときいろいろと可愛がって貰ったお礼にネ」「五千円を?」と壮平老人は目を丸くして「五千円よりもその言葉の方が嬉しいが...
海野十三 「疑問の金塊」
...明日は嬉しいご婚礼ですからね」ロイド眼鏡は死骸に話しかけながら...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...嬉しいような心地がして...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...如何に嬉しいかを彼は知った...
豊島与志雄 「二つの途」
...わたしにとっては親身(しんみ)のように嬉しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...さのみ嬉しいとは存じません……ああ...
中里介山 「大菩薩峠」
...味噌汁の味が嬉しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あの厄介者(やくかいもの)の氣立(きだて)の惡い子供を追拂(おつぱら)へるので嬉しいつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ほんとに嬉しいのでございますよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...『人生(いのち)の 暮れ近づき』好きな讃美歌を選んでくれて嬉しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...君の嬉しい顔がみられる」ベスが控えめにそう願い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「あんた東京の学生さん?」「うむ……」「おゝ、嬉しい、妾も東京よ...
牧野信一 「鱗雲」
...嬉しい!」とヘレンは思はず私の胸に顔を埋めた...
牧野信一 「痴酔記」
...却つて嬉しいやうな氣を私に起させたのでした...
水野仙子 「道」
...ぞくぞく嬉しいような悲しいみたいな...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...進んでそれを生活に取り容(い)れて使ってくれる人があるならなお嬉しい...
柳宗悦 「地方の民藝」
便利!手書き漢字入力検索