...予に取って非常に嬉しいのである...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...これも山国らしい嬉しい情景の一つである(その癖...
種田山頭火 「行乞記」
...……親切と優しい言葉は慈善より嬉しいものだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...王子は嬉しいやら悲しいやらで...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...然し買うことも出来るということは嬉しい希望をもたらしてくれる...
豊島与志雄 「椎の木」
...その圧殺さえ避ければ、彼等に取囲まれて、読書をすることは、或は物を書くことは、私には嬉しい...
豊島与志雄 「美醜」
...わしも嬉しい」「いいや――」益満が...
直木三十五 「南国太平記」
...子供のように嬉しいのだ...
中島敦 「光と風と夢」
...お屋敷は嬉しいぢやありませんか」ペロリと舌を出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いゝ日本座敷が出来てるので嬉しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...声の調子がよくて嬉しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...嬉しい夕ごはんをいただきました...
北條民雄 「続癩院記録」
...踊りを見るだけで嬉しいとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...君たちと知り合いになれて魅了され、大変嬉しい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...「なんて嬉しいのでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...殊に田園生活者の僕には止め度もなく嬉しい...
牧野信一 「途上日記」
...」「じゃ、すぐ急いで取って来るわ、ほんと何処にも行かないでね、おじさまにそう言っとくから、きょうはじめてお食事するといったわね、あたい、嬉しいわ、おじさまもきっと、ほくほくなさるわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...「ねエ、お嬢様、うれしいでしょう」「私は、何だか胸がワクワクして、嬉しいのだか、悲しいのだか分らない」「金吾様は、そのまま死んでしまいはしないかと、それを心配しているのでしょう...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索