...吃喝嫖賭(きっかつひょうと)の道楽にも...
芥川龍之介 「奇遇」
...それがやはり嫖客(へうかく)となつて...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...どんなに嫖緻(きりやう)の好(い)い子(こ)よりも...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...その角い軒行燈の下から若々しい女の聲に送られて出る嫖客の姿を見ると馬鹿な奴がと爪彈きし度くなる...
高濱虚子 「俳諧師」
...格子先に立ってる嫖客(きゃく)などが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...惡戲好きの嫖客は...
竹久夢二 「砂がき」
...無数ノ嫖客(ひょうかく)ガ競ッテ彼女ノ周囲ニ集マリ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...無数ノ嫖客(ひょうかく)ガ競ッテ」「周囲ニ集マ」ったであろうことを...
谷崎潤一郎 「鍵」
...然るを世の嫖客(ひょうきゃく)といふものは大抵土地の評判を目当にして女を選び...
永井荷風 「桑中喜語」
...深夜廊下にて嫖客に斬られたる娼妓を見...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...大将軍衛青(えいせい)・嫖騎(ひょうき)将軍霍去病(かくきょへい)の武略によって一時漠南(ばくなん)に王庭なしといわれた元狩(げんしゅ)以後元鼎(げんてい)へかけての数年を除いては...
中島敦 「李陵」
...大将軍の甥(おい)にあたる嫖騎(ひょうき)将軍霍去病(かくきょへい)がそれを憤って...
中島敦 「李陵」
...嫖騎将軍をかばわんがために...
中島敦 「李陵」
...彼らは嫖客(ひょうかく)に対する時...
夏目漱石 「草枕」
...心も空の嫖客を乘せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」蘭軒の集には、「劉君美春夜酔後過丸山花街、忽見一園中花盛開、遂攀樹折花、誤墜園中、有嫖子数人来叱、看之即熟人也、君美謝罪而去云、詩以調之」として七絶が二首ある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二も御楼主様(ごないしょさま)への御恩返しとあらゆる有難い御嫖客様(おきゃくさま)を手玉に取り...
夢野久作 「名娼満月」
...一個の嫖(うか)れ男(お)のように紛(まぎ)れてしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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