...私の知人で鼠を非常に嫌う人が二人いる...
石川欣一 「可愛い山」
...平均的な人間が表向き真の詩を嫌う原因としている性格を全て備えているのだ...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...人の嫌う監獄に入れられてよろこぶ者はありませんよ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「嫌う」ともちがうし...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...ひどく嫌うのであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...お銀様が縁談を嫌うのは今に始まったことではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...政府が鎖国攘夷の主義であるから之(これ)を嫌うたのだ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一緒に働く事を嫌う風がある...
牧逸馬 「双面獣」
...柿には酸味がないから菓物の味がせぬというて嫌う人もある...
正岡子規 「くだもの」
...子の聖権現は馬鹿に鼠を嫌う神と見える...
南方熊楠 「十二支考」
...それにスプーンを皿へ当てカチンカチン音をさせるのも西洋食事には非常に嫌う...
村井弦斎 「食道楽」
...そして不用意に古言を用いることを嫌う...
森鴎外 「空車」
...それを非常に嫌うという話が多いのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...おなかが嫌うので...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...その世間へ、母のお奈加は、間(ま)が悪くて、肩身がせまくて、日吉のうわさを人がいえば、すぐ、自分から先に、「あの子はもう、何にしたらよいやら、百姓は嫌うし、家には落ちつかないし……」と、極道者(ごくどうもの)の卵みたいに、自分から先に卑下(ひげ)して、人に謝ってばかりいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...蕗のとうのあのほろ苦い――冬中の苦難と春さきの希望を舌に思わすような香と味は――あれは苦(にが)いまずいといって嫌う人もあるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...だから入道を忌(い)み嫌う者は百人のうち九十の上もあった...
吉川英治 「源頼朝」
...それでは例えばバアイック公爵を初めとしてその他の多くの名流の紳士達が君と同席することを嫌うばかりでなく交わり迄を断とうとするのはどうしたことであろう?……それにまた僕は実際君と一時親交のあった多くの青年紳士や貴婦人達が何れも同じように世にも不幸な破滅を遂げたことを知っている……』13『……僕には君の真実が解らない...
渡辺温 「絵姿」
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