...猫は特に水が耳に入ることを嫌う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...吾々とてその新しい珍らしい変化とか新思想を毫末(ごうまつ)も嫌うのではない...
伊藤左千夫 「子規と和歌」
...人の嫌う監獄に入れられてよろこぶ者はありませんよ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...勤行(ごんぎょう)の邪魔になるから嫌うのだと思った...
田中貢太郎 「竈の中の顔」
...………従来夫は妙子を嫌う傾きがあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は蛇を嫌う権理がないばかりではなく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...土地ッ子であっても目に立つことを嫌うものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠島船にあうと鰹の群来(くき)が沖へ流れるといって、たいへんに嫌う...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...必ずしも政府の所置を嫌うのみにて身を退(しりぞ)くるにあらず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ことさらに富貴の人を嫌うて...
福沢諭吉 「教育の目的」
...私は酷(ひど)く政府を嫌うようにあるけれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...最初は唯(ただ)新開国の人民が外国人を嫌うと云うまでの事で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...和尚夢を告げて出家さするに一を聞いて十を知ったが生来餅を嫌う...
南方熊楠 「十二支考」
...なぜそんなに嫌うんだ?省三 嫌いだから嫌いなんですよ! 腐れパンパン! ペッ! ゲェ!舟木 ホントにそうかね?省三 ホントですよ...
三好十郎 「冒した者」
...人が恋愛以外のものによって結ばれることを嫌う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最も忌(い)み嫌うところの...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、御家憲に反(そむ)くのみか、武家奉公しながら、武道を嫌うては、この者の不幸でもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...御機嫌うかがいに来ては...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索