...子爵の交際嫌いな性質は...
芥川龍之介 「開化の良人」
...お嫌いなさいますのも...
泉鏡花 「薄紅梅」
...けど僕は肉のはいったのは大嫌いなの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...「あれは手紙を書くのが嫌いな男ですな...
豊島与志雄 「自由人」
...犬が嫌いなのは私の娘が一度...
野村胡堂 「平次と生きた二十七年」
...負けることの嫌いなレエヌさんとまた競争になりそうで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...冗談半分なことが嫌いな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大嫌いな糠味噌(ぬかみそ)の臭いが鼻を襲って逆吐(むかつ)きそうになった...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...御主人は医者が酷くお嫌いなのです...
松本泰 「日蔭の街」
...俺は嫌いなんだから...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...私のだいっ嫌いなヌルヌルを拵える仕事に金を廻すなんて...
三好十郎 「冒した者」
...考えておくよ」「あれが嫌いなら話はべつだぞ」「嫌いなことはない」と隼人は答えた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...それとも嫌いなの」「好きだよ」「ほんとのことを聞かして」「好きだよ」と...
山本周五郎 「花も刀も」
...私はそこが嫌いなんだが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...誰かお前の嫌いなものが...
夢野久作 「白髪小僧」
...お嫌いなの、私のお酌が……...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どっちなの」「片っ方だよ」「嫌いな方?」「ううん」首を振ったが...
吉川英治 「松のや露八」
...彼の大嫌いな大きなイボ蟇(がえる)であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索