...今日はNさんの嫌なところを見出した(先日はK君の嫌なところを見せつけられたが)...
種田山頭火 「其中日記」
...嫌はれ通して来た点に於て...
種田山頭火 「其中日記」
...以前(もと)は耶蘇教信者と嫌われて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私は人と違って旅行するのが面倒、否むしろ嫌いで、機会は随分あったけれども力(つと)めてそれを避けた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ただ藤尾の御機嫌に重きを置いたまでである...
夏目漱石 「虞美人草」
...その結果として自分も嫌われているのだと断言した...
夏目漱石 「こころ」
...源吉の嫌味を聴き流して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ひどく機嫌が惡さうでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前新網へ歸るが嫌やなら此家(こゝ)を死場と極めて勉強をしなけりやあ成らないよ...
樋口一葉 「わかれ道」
...私は祕密は罪惡として嫌つてゐる...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...それが何だか私の不機嫌の原因のやうにしか思へなかつた...
堀辰雄 「水族館」
...それでも私の気嫌を正面から苛立たせてしまつては...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...友達と一処に飲むと気嫌が悪いんだ...
牧野信一 「素書」
...また何んなものが好きやら嫌ひやらも解らず...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...ふたたび無数の健康で上機嫌で残忍なのどが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...」千鶴子も幾らか機嫌が直ったらしかった...
横光利一 「旅愁」
...その上機嫌からこぼれる愕(おどろ)きをも顔に現わして...
吉川英治 「新書太閤記」
...茶々は、母にすがって、「嫌じゃ……...
吉川英治 「新書太閤記」
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