例文・使い方一覧でみる「嫉」の意味

...その時嫉妬の気分も多少は僕にあったらしい... その時嫉妬の気分も多少は僕にあったらしいの読み方
梅崎春生「ボロ家の春秋」

...またある一説には人気を嫉む者か... またある一説には人気を嫉む者かの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「鉄の処女」

...しかし男は嫉妬されるような原因を作った事もなかった... しかし男は嫉妬されるような原因を作った事もなかったの読み方
小泉八雲田部隆次訳「おかめのはなし」

...すべて人は、自分の持っていない知識経験には、ことに驚嘆し易（やす）いもので、その驚嘆から、嫉妬も起れば、尊敬も湧くものでありますが、田山白雲が、駒井甚三郎に大なる敬意を持ったのは、この鉄砲の手腕から起りました... すべて人は、自分の持っていない知識経験には、ことに驚嘆し易いもので、その驚嘆から、嫉妬も起れば、尊敬も湧くものでありますが、田山白雲が、駒井甚三郎に大なる敬意を持ったのは、この鉄砲の手腕から起りましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...彼が度外（どはず）れた嫉妬家（やきもちや）であるとの理由で... 彼が度外れた嫉妬家であるとの理由での読み方
中島敦「環礁」

...「勘次（かんじ）さんが心持（こゝろもち）も分（わか）んねえな」「幾（いく）ら嚊（かゝあ）の嫉妬（やきもち）燒（や）くもんでも... 「勘次さんが心持も分んねえな」「幾ら嚊の嫉妬燒くもんでもの読み方
長塚節「土」

...けちで嫉妬（やきもち）で... けちで嫉妬での読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...又しても例の婦人の嫉妬など唱えて以て世間を瞞着（まんちゃく）せんとするも... 又しても例の婦人の嫉妬など唱えて以て世間を瞞着せんとするもの読み方
福沢諭吉「女大学評論」

...疑猜（ぎさい）、嫉妬、恐怖、卑怯の類は、みな怨望より生ずるものにて、その内形に見（あら）わるるところは、私語、密話、内談、秘計、その外形に破裂するところは、徒党、暗殺、一揆、内乱、秋毫（しゅうごう）も国に益すことなくして、禍（わざわい）の全国に波及するに至りては主客ともに免るることを得ず... 疑猜、嫉妬、恐怖、卑怯の類は、みな怨望より生ずるものにて、その内形に見わるるところは、私語、密話、内談、秘計、その外形に破裂するところは、徒党、暗殺、一揆、内乱、秋毫も国に益すことなくして、禍の全国に波及するに至りては主客ともに免るることを得ずの読み方
福沢諭吉「学問のすすめ」

...しかも愛は嫉妬の混入によつて術策的になることが如何に多いか... しかも愛は嫉妬の混入によつて術策的になることが如何に多いかの読み方
三木清「人生論ノート」

...嫉妬（しっと）から... 嫉妬からの読み方
三木清「人生論ノート」

...理由のない世間の嫉妬（しっと）を受けることがあるものであるし... 理由のない世間の嫉妬を受けることがあるものであるしの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...殿づとめするのを嫉（や）きおるか... 殿づとめするのを嫉きおるかの読み方
室生犀星「お小姓児太郎」

...嫉妬（しっと）する気力さえもないということであった... 嫉妬する気力さえもないということであったの読み方
山本周五郎「さぶ」

...――矢代は今まで嫉妬に苦しめられていた自分に腹立たしくなり... ――矢代は今まで嫉妬に苦しめられていた自分に腹立たしくなりの読み方
横光利一「旅愁」

...同じ嫉視（しっし）の思いを... 同じ嫉視の思いをの読み方
吉川英治「三国志」

...そして小人の嫉視（しっし）と... そして小人の嫉視との読み方
吉川英治「親鸞」

...嫉妬（やきもち）をやいているんだね」「……そ... 嫉妬をやいているんだね」「……その読み方
吉川英治「宮本武蔵」

「嫉」の読みかた

「嫉」の書き方・書き順

いろんなフォントで「嫉」