...一千八百七十一年の普佛戰爭媾和の屈辱や...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...あるいは不満足なる媾和(こうわ)に憤慨した余りの昂奮で筆が走ったので...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...〔日露の媾和条件〕かく論じ来れば...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...それ故にこのたびの戦争の結果に付いて媾和(こうわ)の条件を述ぶることが最も必要なることと感ずる...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...早晩媾和の時期が来るに相違ない...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...然(しか)らば今日より媾和条件を攻究することは...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...媾和の条件に最も重きを置かなければならぬ...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...それ故に媾和条件は...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...第二篇老朽しこの身は数に取らねとも無邪気の民の末いかにせん (明治三十一年) 正造第一章二十八年は媾和条約につづく三国干渉...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...例の清国の媾和使李鴻章を下関で狙撃した小山六之助(本名豊太郎)の父であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...媾和全権大使西園寺侯のお供をして...
薄田泣菫 「茶話」
...トロイアの媾和使斥けらる...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...媾和條約未だ締結されず...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...この会見の栄を肩身狭くも双肩に荷(にな)える余に向って婆さんは媾和(こうわ)条件の第一款として命令的に左のごとく申し渡した...
夏目漱石 「自転車日記」
...うまく媾和(こうわ)の役目をやり終(おお)せて帰るよりも遥(はる)かに重大な用向(ようむき)であった...
夏目漱石 「明暗」
...妙な媾和になることもある...
森鴎外 「半日」
...媾和(こうわ)するならば...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗治の助命を容(い)れぬ媾和(こうわ)には断じて応じない)という絶望的な返辞にきまったという――恵瓊の答えなのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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