...媒妁(なこうど)をいたしましたり……それよりか...
泉鏡花 「婦系図」
...南さんが手を出したものじゃないかね」媒婆は笑った...
田中貢太郎 「竇氏」
...媒婆をせきたてて日を選まし...
田中貢太郎 「竇氏」
...そこから媒介人(なこうど)夫婦と浅山夫婦とが附いて行くことになった...
徳田秋声 「足迹」
...初めて文化社会学にまで媒介されるのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...又はこれにまで既に媒介されたものとして...
戸坂潤 「技術の哲学」
...認識の媒介者としてのカントの図式「時間」が...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...或いは十全なる推論と十全な媒介とを僣することが出来るかも知れない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...既に岡崎邦輔氏の媒介に依りて星亨氏と相識り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それはいつも媒介の任に當る直接者の存在を必要とするであらう...
波多野精一 「時と永遠」
...霊媒の肥った肩に手をかけた...
久生十蘭 「雲の小径」
...あなた茨木という霊媒をさがしているんでしょう...
久生十蘭 「雲の小径」
...あたしが霊媒だったら...
久生十蘭 「雲の小径」
...時の流れはこのチクタクという音を媒介にして...
久生十蘭 「魔都」
...技術の本質は主観的なものと客観的なものとを媒介して統一するところにある...
三木清 「哲学入門」
...そしてその媒介者は中丸昌庵であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...政治が実体ではなく媒介作用だからである...
矢部貞治 「政治学入門」
...ぜひ媒酌(ばいしゃく)しようという者が出てきて...
吉川英治 「三国志」
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