...婿養子になることを考えています...
...彼女の父親は、婿養子を取るつもりはないそうだ...
...婿養子制度は、現代ではあまり一般的でなくなってきている...
...婿養子として嫁いだ先で、新しい家族と仲良くすることが大切だ...
...彼女の兄弟が婿養子として家に入り、家業を継いでいる...
...腕があって婿養子になる...
泉鏡花 「婦系図」
...たいてい婿養子を迎へてゐる...
太宰治 「津軽」
...与右衛門は元貧しい百姓の伜(せがれ)で累の婿養子になったものであったが...
田中貢太郎 「累物語」
...伊右衛門はお染に源五右衛門(げんごえもん)と云うのを婿養子にしたところで...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...弟は一人前なかったので婿養子をしたが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...母は私の父を婿養子に迎えて...
外村繁 「澪標」
...遂に愚僧を婿養子(むこようし)になされたき由申出され候中(うち)...
永井荷風 「榎物語」
...浪江には遠縁の者から婿養子を容(い)れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...當主三右衞門は幸ひ赤塚家先代の鑑識(めがね)に叶(かな)つて當家の婿養子となり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その婿養子にされただけに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妾山内氏の生んだ女子には婿養子が出來て...
森鴎外 「栗山大膳」
...――婿養子となると...
山本周五郎 「いさましい話」
...私にこの山治家を」「つまり婿養子になって貰いたいわけだ」右衛門はここで渋いような顔をした...
山本周五郎 「思い違い物語」
...「私は千両にするつもりだったが、八百七十両にしかならなかった」「どうしてそんな話をするの」「おまえの金だからだ」と喜兵衛は云った、「千両になったら、私はおまえと二人でこの家を出て、べつに商売を始めるつもりだった、おそのはよくない女だ、おまえをあの女の側に置きたくなかった、あの女は家付きだから、離別をして出すというわけにはいかない、恥ずかしいけれども、私が婿養子で、おそのに逆らえないことはおまえもよく知っているだろう、いや、まあ聞いておくれ、――この年まで、私はずいぶんできない辛抱をして来た、婿になるとき、亡くなった旦那に泣いて頼まれたことと、おまえという者がいたから、きょうまで辛抱して来たんだ、さもなければとっくにとびだしてしまうか、もっと悪いことになっていたかもしれないんだ」「そんな話やめて、お父つぁん」とおしのが遮った、「病気に障ったらどうするの、あたしもう聞くのはいやよ」「もうすぐだ、もう少しだから聞いておくれ」と喜兵衛は云った、「いいか、私はおまえ一人を頼りに生きて来た、婿の縁談をきめなかったのも、二人でこの家を出るつもりだったし、べつに商売を始めたら、そのとき縁組をする手筈がつけてあったんだ」金はその目的で溜(た)めたものだ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...米良夫妻がすすめた婿養子のくちで...
山本周五郎 「末っ子」
...紀州家の甲野という家へ婿養子にゆき...
山本周五郎 「風流太平記」
...牛九郎老夫婦の眼に止まって婿養子に所望されると...
夢野久作 「巡査辞職」
...サテ探すとなるとナカナカ思い通りに目付(めつ)からないのが一人娘の婿養子だそうです...
夢野久作 「霊感!」
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