例文・使い方一覧でみる「婦」の意味

...敬愛すべき老婦人たる彼の母堂と... 敬愛すべき老婦人たる彼の母堂との読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...妊婦はその局部を竹槍で刺し通されたといふ樣な目に會つてゐるものがあるからである...
岩野泡鳴「日高十勝の記憶」

...にこ／＼した看護婦が病院の命令を受けてやつて來て... にこ／＼した看護婦が病院の命令を受けてやつて來ての読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...あの若き婦人の肢体（したい）が網膜（もうまく）の奥に灼（や）きつけられたようにいつまでも消えなかった... あの若き婦人の肢体が網膜の奥に灼きつけられたようにいつまでも消えなかったの読み方
海野十三「階段」

...婦女子の多い市内へでも逃げ込んだら……どうなる？」「恐ろしいことだ」と検事は声を顫わせながら...
大阪圭吉「三狂人」

...ヴィルプール地方の婦人は色白く世界にも定評のある典型的な美人が多いと言うのであったが...
橘外男「ナリン殿下への回想」

...悪い病気にかかったというその情婦は... 悪い病気にかかったというその情婦はの読み方
徳田秋声「あらくれ」

...主婦の話では、このサナトリウムはいつも満員で、この山荘にいる人で、部屋の都合のつくのを待っているのもあり、近頃病院の評判が非常にいいから、均一もきっと丈夫になるに違いないが、少し時日がかかるような話だというのであった... 主婦の話では、このサナトリウムはいつも満員で、この山荘にいる人で、部屋の都合のつくのを待っているのもあり、近頃病院の評判が非常にいいから、均一もきっと丈夫になるに違いないが、少し時日がかかるような話だというのであったの読み方
徳田秋声「縮図」

...亡くなったというのはその婦人なんでして... 亡くなったというのはその婦人なんでしての読み方
ドストエーフスキイ神西清訳「永遠の夫」

...そして彼等夫婦の仲と... そして彼等夫婦の仲との読み方
長與善郎「青銅の基督」

...看護婦の払塵（はたき）の声がここかしこで聞こえた... 看護婦の払塵の声がここかしこで聞こえたの読み方
夏目漱石「行人」

...あのお医者様へ夫婦お揃（そろ）いで乗り込むのは... あのお医者様へ夫婦お揃いで乗り込むのはの読み方
夏目漱石「明暗」

...ついぞこれまで彼の口からそんな言葉を聞いたことのない主婦の老婆は...
ニコライ・ゴーゴリ平井肇訳「外套」

...心を金石の如くにして争うこそ婦人の本分なれ... 心を金石の如くにして争うこそ婦人の本分なれの読み方
福沢諭吉「女大学評論」

...経済難と子供の生命の問題は婦人局にとっても基本的な問題だと思います...
宮本百合子「“生れた権利”をうばうな」

...理想的な新婦の住居（すまい）が中の君を待っていたのである... 理想的な新婦の住居が中の君を待っていたのであるの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...息子夫婦は三十二... 息子夫婦は三十二の読み方
柳田国男「故郷七十年」

...「成る程それはステキな名案だ」「どうして今までそこに気付かなかったろう」「故人夫婦も...
夢野久作「霊感！」

「婦」の読みかた

「婦」の書き方・書き順