...婢がそっとやって来たので...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...門口にもまた五六人の婢が立っていた...
田中貢太郎 「崔書生」
...この壮(わか)い美しい婢は...
田中貢太郎 「皿屋敷」
...東西になった街の東の方から青い上衣(うわぎ)の小婢(じょちゅう)がやって来た...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...小婢の後から白娘子の顔が見えた...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...「一人伴(つれ)が来るからね」「お伴さん」「まだ二三十分おくれるよ」「そう」婢は二階の廊下を往って見附(みつけ)から右になった室(へや)へ伴れて往った...
田中貢太郎 「文妖伝」
...本当に好いお盆(ぼん)ですがね」と内の婢(おんな)もこぼして居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それにてもあのように仲よき御夫婦は珍しと婢(おんな)の言えるをきけることもありし...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...夫人の慶子はもとより奴婢(ぬひ)出入りの者果ては居間の柱まで主人が鉄拳(てっけん)の味を知らぬ者なく...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...徇葬者奴婢百餘人...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...オースティン少年と下婢(かひ)のファアウマとが其の籠をファニイの所へ持って行く...
中島敦 「光と風と夢」
...其始メヤ松籟ノ遠巒ヨリ来ルガ如ク然※然、忽チニシテ行雲ヲ翻ヘシ忽チニシテ急雲ヲ飛バシ、颯々トシテ簾幃ヲ捲キ磊々トシテ屋瓦ニ震ヒ、而シテ細カニ其ノ声ヲ品スレバ紳士応対ノ声、武夫慷慨ノ声、女児呻吟ノ声、婢子諧謔ノ声、笑声哭声忿声驚声、叱ノ声論難奮諍ノ声、剣ヲ按ズル声仏ヲ念ズル声、各種ノ声瞭然析ツ可シ...
成島柳北 「他山の石」
...下婢の背に負はれて大叔母と共に唯一ど吉原の夜桜並びに花魁帳見世の見物に赴いたことがある...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...しかるに今の人は日本の料理屋へ行くと楼婢(おんな)に三十銭も五十銭もはずむ癖に西洋料理屋へ往って給仕人に十銭銀貨の一つも遣らないような人さえ折々まだあるようです...
村井弦斎 「食道楽」
...婢僕(ひぼく)にあらず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...婢は「おいらん」を以て人間の最(もっとも)尊貴なるものとしている...
森鴎外 「細木香以」
...貸座敷の高楼大厦とその中(うち)にある奴婢(ぬひ)臧獲(ぞうかく)とは...
森鴎外 「細木香以」
...そして所得や葡萄酒や馬や僕婢に対する租税として...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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