...彼女の婉麗な仕草には心惹かれるものがある...
...彼女は婉麗な口調で話しかけてきた...
...婉麗なステップで踊る姿が美しかった...
...ドレス姿の彼女はまるで婉麗な花のようだった...
...彼女は婉麗な字で手紙を書いて送ってくれた...
...花の為めに恨むべきまでに婉麗(えんれい)なり...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...女優にも見紛(みまが)わしいほど婉麗(えんれい)な二十二...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...伊藤侯の辭令は滑脱婉麗にして些の圭角なし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯の辞令は滑脱婉麗にして些の圭角なし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...高潔婉麗の筆、高雅端壮の文、情義兼ね至り、読者をして或は粛然襟(えり)を正さしめ、或は同情の涙を催さしめ、また或は一読三歎、案(つくえ)を打って快哉(かいさい)を叫ばしむるところもある...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「電話」は婉麗な吉原芸者が禍を転じて福とする好短篇で師走の吉原の点景が妙...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...婉麗(えんれい)なるあり...
正岡子規 「俳諧大要」
...婉麗を好む者雅樸を嫌ふの癖(へき)あり...
正岡子規 「俳諧大要」
...婉麗なる者を俗猥(ぞくわい)の極としてこれを斥く...
正岡子規 「俳諧大要」
...婉麗の中にも雅俗あり...
正岡子規 「俳諧大要」
...これ婉麗にして美術的なる趣向ならん...
正岡子規 「俳諧大要」
...(前項雅樸婉麗の条をも参照すべし)一...
正岡子規 「俳諧大要」
...婉麗(えんれい)なる句をものするには句調全く和合せざる事あり...
正岡子規 「俳諧大要」
...詩想の精細になり婉麗(えんれい)になりながら...
正岡子規 「人々に答ふ」
...またはそこに婉麗(えんれい)な優雅な精緻(せいち)な美を認め得ないと言って...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これに比べ女性的な繊細な婉麗(えんれい)な美を示しているのは円覚寺の放生池に架せられた石矼(せっこう)の浮彫です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...頗る婉麗(えんれい)な肉感的なもので...
夢野久作 「暗黒公使」
...当夜の華燭(かしょく)から七日七夜にもわたる招宴や賀車(がしゃ)の往来の生きた絵巻を繰るにも勝(まさ)る典雅婉麗(てんがえんれい)な盛事(せいじ)は...
吉川英治 「親鸞」
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