...大雅は玉瀾を娶(めと)つた時に交合のことを行はなかつたかも知れない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...僕は娶(もら)うよ...
泉鏡花 「婦系図」
...一二 コナミは前に娶つた妻...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...苅羽田刀辨(かりばたとべ)に娶ひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...訶具漏(かぐろ)比賣に娶ひて生みませる御子...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...息長眞若中(おきながまわかなか)つ比賣に娶ひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...縮をおる処のものは娶(よめ)をえらぶにも縮の伎(わざ)を第一とし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ステネロス娶れる淑女住むところ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あるほんのちょっとした請負仕事のために出向いて行ったよその県から娶(めと)ったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...娶合(めあわ)せるような人間の男は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...妹のお梅を娶合(めあわ)せて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「清八は?」「怖い人」「お孃さんと娶合(めあわ)せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叔父に「娶(もら)ツたら何うだ...
三島霜川 「昔の女」
...ハヌマンは娶(めと)らず...
南方熊楠 「十二支考」
...敬高大西氏を娶(めと)る...
森鴎外 「大塩平八郎」
...此景次が尾エ(をのえ)氏を娶(めと)つて生ませたのが景尚である...
森鴎外 「栗山大膳」
...いまだに妻も娶(めと)らず...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...みのを娶(めと)ればもちろん母親も引取って世話をすることなど...
山本周五郎 「末っ子」
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