...名は若比賣に娶ひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...アンテーノリデ,ス・ヘリカオーン王の娶れるラオヂケー...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もし人妻においてかくの如くば娶らざるにしかず...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...この六月私は妻を娶った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...妻(さい)を娶(めと)るを夢(ゆめ)みず...
新渡戸稲造 「自警録」
...お濱と吉三郎を娶合(めあ)はせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...行く/\は手代の清八と娶合(めあは)せて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...武子さんを娶(めと)る前になったのだった...
長谷川時雨 「九条武子」
...私の妻に會ふやうに招きます! 私が欺(あざむ)かれてどんな人間を娶(めと)つたかお目にかけます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...既に嫁を娶つてゐる年輩の不良青年で...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...叔父に「娶(もら)ツたら何うだ...
三島霜川 「昔の女」
...文化四年生れの藤陰が蜷川(になかは)氏を娶(めと)つて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛斎は初め伊沢氏かえの生んだ池田全安の女(むすめ)梅を娶(めと)ったが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...南海の美しい女神を娶(めと)ろうとして...
柳田国男 「年中行事覚書」
...平三郎は八重を娶ることが容易であろうとは信じなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...妻を娶る間も、何を顧る間もなかつたのである...
吉川英治 「折々の記」
...曹操がそれを愍(あわ)れんで自身の一女を娶合(めあわ)せたので...
吉川英治 「三国志」
...山より迎え娶(と)るがよい」そう許しが出たのであった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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