...微醉(ほろよひ)の婀娜(あだ)なのが...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...」婀娜(あで)な夫人が言った...
泉鏡花 「怨霊借用」
...婀娜(あでやか)というか...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...その美しいことは嬌娜に劣らなかった...
田中貢太郎 「嬌娜」
...すると嬌娜は笑って言った...
田中貢太郎 「嬌娜」
...皆嬌娜に同情して嬌娜を慰めた...
田中貢太郎 「嬌娜」
...云うに云われない婀娜(あだ)っぽさを添えているのであるが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...婀娜(あだ)な老婦人のしぼんだ顔のうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...車中の女――小豆色の頭巾をかぶつた其婀娜な女でなかつたならば...
長塚節 「教師」
...さうしてもう帰らうと思つて見ると一段低い畑に婀娜な女が立つて居た...
長塚節 「隣室の客」
...内部からはいと答える四十女らしい者の婀娜(あだ)めいた声が聞えて来...
西尾正 「陳情書」
...ツと長い睫毛をあげて婀娜(あだ)に睨む真似をする...
久生十蘭 「魔都」
...あたしが……」婀娜(あだ)に見得を切って...
久生十蘭 「魔都」
...今では福太郎から天にも地にも懸け換えのないタッタ一人の女神様のように思われている女であった……だからその母親か姉さんのようになつかしい……又はスバラシイ妖精(ばけもの)ではないかと思われるくらい婀娜(あだ)っぽいお作の白々と襟化粧(えりげしょう)をした丸顔が...
夢野久作 「斜坑」
...阿娜(あだ)な女に...
吉川英治 「剣難女難」
...不思議な阿娜女(あだもの)は...
吉川英治 「剣難女難」
...紛(まぎ)れもない今の阿娜者...
吉川英治 「剣難女難」
...阿娜(あだ)ッぽい声をさせた...
吉川英治 「剣難女難」
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