...娘心には色々と不満があつて...
石川啄木 「天鵞絨」
...穏しい娘心はもう涙ぐまれる...
石川啄木 「天鵞絨」
...いくつになっても娘心を失わない人のことであるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...しおらしい娘心が...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしの娘心はすさびました...
中里介山 「大菩薩峠」
...娘心は不思議なものだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰に頼まれたんだ」不思議な娘心を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...が、娘心には、そんな恐ろしい企(たく)らみのある顏が映(うつ)りさうもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金次郎いとしと思ふ娘心の勘違ひぢやないか」平次は斯う一應は止めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺の言ふことが――」娘心の秘密を覗くことが出來れば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...海千山千の小唄の師匠よりは、幼(をさ)な友達の許婚の方がよかつたのさ、娘心は正直だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そして私は縛られさうだつたんです」娘心に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...窓から不氣味なものが見えたり」娘心を脅(おび)やかすものは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うら若き娘心を述べつづるやさしかる歌のたぐひか...
萩原朔太郎 「宿命」
...年ごろの娘心と母の恋愛との感情のもつれが描き出されているところが...
宮本百合子 「雨の昼」
...若い娘心はこんな生意気な人ではあってもそれに思い至らなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの鼻寺の本堂で、私に囁(ささや)いたおことばが嘘でなければ、お蝶はほんとに救われますけれど、もしやあれは当座の嘘ではなかろうか、それとも真実のおことばかしら、と娘心は、他愛もなく、いまだに判断がつきませぬ...
吉川英治 「江戸三国志」
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