...いい年をして娑婆気(しゃばっけ)な...
泉鏡花 「歌行燈」
...まだ娑婆気(しゃばッき)のある頃は...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...せっかくの娑婆気(しゃばけ)が立ちおくれをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...思い切って娑婆気(しゃばっけ)を漂わせ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてどこまでも娑婆気(しゃばっけ)がとれない...
夏目漱石 「草枕」
...それほどの娑婆気(しゃばけ)が...
夏目漱石 「坑夫」
...この娑婆気は一歩ごとに増長したものと見える...
夏目漱石 「坑夫」
...この娑婆気が最高潮に達した瞬間である...
夏目漱石 「坑夫」
...十倍の水に溶いた娑婆気(しゃばッき)であるから...
夏目漱石 「坑夫」
...ほかの娑婆気と同じく...
夏目漱石 「坑夫」
...尤も娑婆気(しやばけ)を離れた邪気のない事である...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...その実はやはり娑婆気(しゃばけ)もあり慾気(よくけ)もある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...婆には娑婆気(しゃばけ)や妄執も一倍深い...
吉川英治 「新・水滸伝」
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