...將軍治世十年、輔導その宜しきを得ず、權臣威福を弄し、天下困弊して、怨聲海内に充滿せり...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...擅(ほしいまま)に威福を作(な)す...
田中貢太郎 「続黄梁」
...然(しか)れども威福を逞うせんがために然(しか)するにあらず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...政治家が朝に立て威福を行ひ...
福沢諭吉 「帝室論」
...自(おのず)から威福の行われるようになると同時に...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...子になり孫になりして威福の盛んになる家らしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それに乗じて威福を擅(ほしいまま)にすると云うのが常である...
森鴎外 「雁」
...まず吉岡どの自身の放埒(ほうらつ)をあげ威福をほしいままにし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...國家の威福を伸張せんとするにあり...
吉井幸藏 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
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