...威張ったところでうどんやと地酒では仕方がない...
石川欣一 「可愛い山」
...かくまで威張った武家が可笑(おか)しいことは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...威張ったコケ威しはもはやきかなくなって来た...
中井正一 「聴衆0の講演会」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...死んでも一人で出て見せると威張った決心が...
夏目漱石 「坑夫」
...威張った甲斐なく...
新渡戸稲造 「民族優勢説の危険」
...シェイクスピアの墓の意外に威張った位置にあることだった...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...あまり威張ったことじゃないよ――俺はもう疝気(せんき)と喘息(ぜんそく)が起きそうでとても叶(かな)わないから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また威張った素振りで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...威張ったって碌(ろく)な小説一つ書けないくせに...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...どれもみな威張ったり...
柳田国男 「故郷七十年」
...やはりいちばん余計に威張ったのは小説家の方ではなかったらしい...
柳田国男 「故郷七十年」
...おまけに下らないところで威張ったり...
夢野久作 「暗黒公使」
...真似一つ出来ずに威張ったところで...
横光利一 「旅愁」
...お気楽で威張ったところが少しもない」問「ではずいぶん人好きのするお人柄としか思えませぬが」答「そうです...
吉川英治 「私本太平記」
...どっちが年上だか分らないように威張った...
吉川英治 「新書太閤記」
...ちょっぴり威張った顔がしていられるんだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おっ母(かあ)と今呼んだ怖ろしく威張った息子のいうことを聞いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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